「理論家」も「実験家」も実践していく

2020-07-28

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最近読んだ本の中で、この考え方は取り入れてみたいと思うものがあった。

まず、最近読んだ本というのが、「世界の仕組みを物理学で知る」という本だ。

文系でもよくわかる 世界の仕組みを物理学で知る

本書の中で、

物理学者には、理論を考える「理論家」と、実験で検証する「実験家」の大きく2タイプがいる

というくだりがあった。

広大な物理学の世界を全部やることは難しいから、理論を考える人とその理論を検証する人が別れている、という話である。ちなみに、かのアインシュタインは「理論家」だ。

この考え方は、私のようなコーチにも当てはまると思う。

普段、セッションは基本的に「実験家」として活動していることになる。コーチングやNLPなどといった理論があって、それを使っているのだから。

これに対し「理論家」として、

  • どうしてそれでうまくいくのか?
  • もっとうまくいく方法はあるか?
  • それがいいって、本当?
  • 他のやり方もあるんじゃないの?

などという風に、理論そのものについて考えることも大事だと思うのだ。こういうのは批判的思考 (クリティカルシンキング)と言ったりもする。

習ったことをそのままやるのも大事で、そうすればしっかり成果が出るわけだが、それだけでは思考停止しているとも言える。

もちろん、セッション中は何も考えないでやっているわけではなくて、考えているんだけど、そういうのとは別の頭の使い方をしよう、ということだ。

そのためには、セミナーなどに参加して知識を増やすとか、実践した結果を検証して、自分なりの法則を見出すなどといった活動が大事になってくる。

たくさんのセッションをする「実験家」でもありたいが、原理原則について考える「理論家」としての活動もしてみればいいのではないか。

本書のこの部分を読みながら、そんなことを思った。

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Posted by junchan