人生初の大腸カメラ。前日に食べた「大腸内視鏡専用検査食 クリアスルー」は意外とうまかった。
人生初の大腸カメラに挑むことになった。多分、大腸カメラは通称であり、大腸内視鏡と言うのが正しそうだ。
大腸カメラをするには前日から準備が必要とのこと。要は、大腸の中をカラッポにしないと、大腸の内壁をカメラで観察できないからだ。
まず、前日の朝食は抜き。ここから半断食な1日がはじまる。
この日は基本的に固形物は食べちゃダメ。
液体のものならあまり制限はないとのこと。紅茶やジュースはOK。牛乳は液体に見せかけて、胃で固まりになるからダメ。飴や氷砂糖などはOK。どうしてもお腹が空くようなら、そういったジュースや飴などで糖分補給するのはいいらしい。
炭酸は控えるようにと言われたが、これは理由がよくわからない。
あと、アルコールはもちろんダメだと言われた。
それ以外で口にしていいのは、「クリアスルー」だ。病院の売店で売ってるから、買っておくように言われた。確か1,200円だったと思う。
「大腸内視鏡専用検査食」と書かれているように、きっと消化の良いもので作られているのだろう。
パウチになっていて、湯煎するか容器に移してレンジでチンすればいいようにパッケージされていた。
さて、そんなクリアスルーの昼食であるが、メニューは
- じゃがいものそぼろあんかけ
- たまごがゆ
となっていて、それぞれパウチを容器に移してレンチンした。
こちらは、たまごがゆ。
味は薄味で、米はトロトロであり、飲み物のようだった。
そぼろあんかけは写真を撮るのを忘れたが、たまごがゆより量が少なかった。そこそこ歯ごたえはあって、味はしっかりついていた。
朝から食べてなかったから、お腹にたまる感はあった。
昼食に許されたものがこの2種だけだったけど、意外と腹は膨れた。
続いて、夕食のメニューは、
- ビーフシチュー
- クラッカー
である。
え?ビーフシチュー?それって消化によいの?
などと思ったし、そこそこ歯ごたえがあったんだけど、わざわざ専用食として提供されているくらいだし、きっと大丈夫なんだろう。
クラッカーをかじりつつ、ビーフシチューをかき込んだ。
ハラヘリだったからか、量的には満足できなかったけど、それは仕方ないか。
なお、昼食 (おかゆとそぼろ)と夕食 (ビーフシチューとクラッカー)は好みによって入れ替えてもよし、とのことだった。昼にビーフシチューとクラッカーを食べて、夜におかゆとそぼろを食べてもいいってこと。まあ、はじめてのクリアスルーだから、提示どおりに食べてみた。
食べてみた感じだと、検査食なんて言うから、正直、味には期待してなかったんだけど、普通に食べれる味でよかった。うまかったと思う。
ちなみに、朝~昼食までの間や、昼食~夕食までの間は、ビタミンたっぷりの塩レモン飴でしのいだ。UHA味覚糖の「さっぱり塩飴 塩レモン味」だ。
普段はこういう砂糖入りの飴は食べないんだけど、緊急事態だし、いいだろう。ちょうど近所のおばちゃんにもらったところで、家にあったからこれを舐めていた。これを舐めていると空腹感はだいぶ収まるから重宝した。あまり食べすぎない方がよいのだろうが・・・間食で5~6個くらいは食べたかな。
あとは、とにかく水を飲むように指示があって、2時間おきにコップ1杯は飲めって感じだった。これはあんまり意識しないでも、普段ガブガブ水分を取っていたからクリアしていただろう。
それから、夜寝る前に、お通じの良くなる薬を飲んだ。
そんな感じで、初めての大腸カメラ体験は前日からはじまっていた。意外と空腹を凌ぐことができて、そこまで辛くはなかったかな。
そうして前日から準備して、大腸カメラに挑んだのであった。