Steam Deckとゲーミングパソコンを併用してゲームをすると、若干ややこしいことが起こる (「NieR: Automata」編)

2024-08-06

Steam Deckで「NieR: Automata」をプレイしている。

Steam Deckでも十分動いていて、パフォーマンス的な問題は感じず、普通に遊べる。低解像度な画面だけど、そんなことは感じさせず、かなりキレイなものだと思う。

さて、そんな感じでSteam Deckで快適に遊べているんだけど、ラップトップでプレイすることもある。Steam Deckでもラップトップでも、セーブデータをクラウドで共有してくれるため、デバイスを変えても続きから遊べるのがSteamのいいところだ。

一方で、若干、困ったことも起きていたりする。

それは、セーブデータとともに設定も引き継ぐところだ。例えば、ラップトップで遊んだあとに、Steam Deckで遊ぼうとすると・・・

画面がなんかおかしい。これはモザイクをかけたりしたわけじゃなくて、Steam Deckの画面をそのままアップで撮った写真である。

もうおわかりだろう。画面設定などもそのまま引き継いでくれることで、解像度がおかしくなっているのだ。

ラップトップの解像度は 1920 x 1200 で、Steam Deckは 1280 x 800 だから、縮小表示されて全体的に潰れたようになってしまう。

こういうときは、心の目でなんとかOPTIONSを開いて、画面設定に入り、解像度を調整してやるといい。

解像度をSteam Deckの 1280 x 800 に合わせてやれば、当然ながらきれいな画面になる。

これはこの逆も然りで、Steam Deckで遊んだあとにラップトップで遊ぼうとすると、また解像度の調整が必要になる。ただ、この場合は文字が視認できるから解像度を調整する操作も難しくはない。

なお、我が家はデスクトップも使ってて、そちらの解像度は 2560 × 1440 だったりする。これも混ざるとアスペクト比の違うものが入ってくるから、やっぱり表示がおかしくなる。我が家の環境の解像度をまとめるとこんな感じ (カッコ内はアスペクト比)。

• デスクトップ: 2560 × 1440 (16:9)
• ラップトップ: 1920 x 1200 (16:10)
• Steam Deck: 1280 x 800 (16:10)

デスクトップ→Steam Deckだと解像度が減るので画面が潰れるし、デスクトップ→ラップトップだとアスペクト比が変わるのでなんだか横に潰れた画面になる。

よって、いずれの組み合わせにしても、デバイスを変えたところで解像度の設定を変えるしかないようだ。逆に言うと、それさえすればどのデバイスでも快適に遊べるので、そこまで問題ではないのだけれど。

まあ、Steamとしても、ゲームのセーブデータは共有するけど、設定ファイルはそれぞれのデバイスで持っておく、なんてのはサポートしきれないことは想像に固くない。ゲームごとにデータの持ち方は違うのからコントロールしきれないだろうし、設定を引き継いだ方がいいゲームがあれば、引き継がない方がいいゲームもあるだろう。個別対応が難しいことは想像できる。

そんなわけで、Steam Deck以外のデバイスでも「NieR: Automata」を遊ぼうとすると、設定まで引き継いじゃって、毎回、画面の解像度の設定を変更する必要が出てくるのは若干面倒くさい。もしかしたら何かうまいやり方があるのかもしれないけど、対処法がわかっているのであまり気にせず遊んでいる。

これは「NieR: Automata」だけで起こる現象でもなくて、いくつかのゲームでも同じ対応をしているし、いろいろなパソコン環境を渡り歩きながら遊ぶならやむを得ないことかな。全く気にならないゲームもあるんだけど。

とはいえ、それをしてでもSteam Deckを使った方がいろんなシチュエーションで遊べるため、私にとってはメリットの方が大きい。よって、デバイスを変えるごとに、ちょいちょい設定を挟みながらプレイするのである。