天津神社・奴奈川神社 (糸魚川市)を参拝。茅葺屋根が立派な拝殿が印象的。広々としていて散歩にもよかった。
糸魚川市にある「天津神社・奴奈川神社」を参拝してきた。
連名になっている通り、天津神社と奴奈川神社を合わせて祀っているらしい。
糸魚川市役所や市民会館、市民図書館に並んでいるところをみると、糸魚川市にとっても重要な場所ということなんだろう。
天津神社・奴奈川神社へ
天津神社・奴奈川神社は入口が2個所?あるみたいで、片方の入口は池の畔に鳥居があった。
池の中にも祠があった。何を祀っているのだろう。
池には亀や鯉が何匹も住んでいて、ゆったりと泳いでいた。
池の畔にやってくると、鯉は露骨に寄ってくるあたり、餌付けされているのだろうか。
そのまま歩いていくと、神社の説明があった。
説明を読んでいると、もともと天津神社がここにあって、その後、奴奈川神社もこちらに祀られた、というようなことを書いている気がする。
神社には国や県、市から文化財指定された舞楽?や木像などが多数あるらしい。
そんな説明を横目に見ながら、参道を歩いていく。
拝殿でお参り
階段を登ると、とても立派な拝殿があった。キレイな茅葺きが印象的だ。
早速、お参りしていく。
拝殿の中にはいろいろなものが置かれていて、2つの神社の拝殿を兼ねているからか、それぞれの神社の名称の記載があるものもあった気がする。
拝殿の裏には御本殿が2つあった。
天津神社御本殿
こちらが天津神社の御本殿。祀られているのは、
- 天津彦々火瓊々杵尊 (あまつひこひこほににぎのみこと)
- 天児屋根命 (あめのこやねのみこと)
- 天太玉命 (あめのふとだまのみこと)
とのこと。
瓊々杵尊は天照大神の孫にあたる神様で、五穀豊穣や家内安全といったご利益があるらしい。あとの2柱は瓊々杵尊に従った神様とのこと。
奴奈川神社御本殿
こちらは奴奈川神社の御本殿。祀られているのは、
- 奴奈川媛命 (ぬながわひめのみこと)
- 八千矛命 (やちほこのみこと)
とのこと。
奴奈川媛命は、この神社の前に訪れたフォッサマグナミュージアムなどでも紹介があった。地元でも有力な神様なのだろう。
長野県民な私としては、息子の建御名方命 (諏訪大社に祀られている)の方が馴染みがあったりする。
都市公園 一の宮公園
境内を歩いていると、「一の宮公園」という看板もあり、このあたり一体が公園の役割もあるようだった。
かなり敷地が広く、開けているから、大勢の人が集まることもできそう。
この日は我が家の他に人もいなくて、貸し切り状態だったけど、お祭りの日にもなると、すごいにぎわいになるのだろうか。
おわりに
糸魚川市を訪れたところで、「天津神社・奴奈川神社」という大きな神社があるようだから寄ってみた。
糸魚川市役所など市の重要施設と並んで配置されているし、市内でも由緒ある神社なのだろうか。まあ、順番からするとここに神社があって、その隣に市役所やらが建てられたのだろうけど。
境内は広くて、立派な茅葺屋根で作られた拝殿が印象的な神社だった。
それにしても、2つの神社が併設されているのはともかく、天津神と国津神が合わせて祀られているのは、何かしら因縁のあることなのだろうか。
奴奈川神社は後からこちらに移されたらしいから、そこまで深い意味はないのかもしれないけど。
そんなことを考えながら、神社を後にしたのだった。