阿蘇くまもと空港を満喫?来たときよりも、帰るときの方がウキウキになれる空港だった
日本心理学会 第88回大会が熊本市で開催された。
熊本への移動手段といったら、関東圏からだと飛行機になるだろう。
はじめて降り立った阿蘇くまもと空港はどんな場所だったかを振り返ってみる。
保安検査の外と中
まず、阿蘇くまもと空港で思い出すのは、保安検査場を通過した先と、その前で格差が激しかったことだ。
到着時にランチでも食べようかと思って案内板を見たときに愕然とした。
阿蘇くまもと空港の大多数の店舗は保安検査場を通過した先にあった。上の案内板の写真で言うと、右側の「ショップご案内」の3Fが保安検査場の先にある店舗、1Fが保安検査場の前にある店舗だ。枠の数がかなり違う。
つまり、阿蘇くまもと空港はこれから飛行機に乗る人には色々あるけど、到着した人にはあまり利用できるものがないってことになる。まあ、この辺は羽田などと比べてはなるまい。地方空港は多かれ少なかれこんな感じだ。
それでも食べるところはあるようだったから、空港の構内を歩いていると、見慣れた人たちがいた。
ある一角が、ワンピースの独壇場になっていたのだ。
2016年にあった熊本地震の復興を願って、熊本県出身のワンピース作者と熊本県が連携した企画があったと聞いている。ワンピースの各キャラクタの銅像が熊本県内各所に立っているそうで、そのあらましが紹介されていた。
ルフィーらを横目に見ながら、ランチを求めてさまよい・・・こちらに落ち着いたのだった。
あんまり熊本とは関係がなかったのがちょっと残念 (一応、熊本の食材を使っているそうなんだけど)。
保安検査通過後
来たときよりも、帰るときの方がウキウキになれる阿蘇くまもと空港。
保安検査通過後はこんなに充実しているぞ・・・!?
なんかもう、ブランドショップかってくらいキラキラしている。
デパートに買い物に来たかのようだ。
せっかく熊本まで来たことだし、馬刺を買って帰るかな。
それにしても、広い!出発ロビーがめちゃくちゃ広い。
広くてキレイで椅子がいっぱいある。
滑走路側も一面のガラス張りの窓から見ることができる。
ソラシドエアの飛行機が止まっていた。なお、あれは私が乗る便じゃない。
広い出発ロビーは、フードコートのようにもなっていた。
熊本に来たら「あか牛」を食べておこうと思っていたので、最後のあがきでこちらでいただいた。
それでもまだ時間があったから、コーヒーを飲んで小休止する。
珈琲回廊さんというらしい。コールドブリューコーヒーが飲めるのいいな。私は深煎りが好きだ。
コーヒーを飲んでくつろいだ。
出発ロビーは広くて、座るところもいっぱいあって、出発までの時間を過ごすにはいい環境。わざわざラウンジに行かなくてもよいかと思ったんだけど、せっかくだから寄っていく。
JCBゴールドカードなどあれば無料で使えるんだし、ちょっと寄っていくか、くらいのノリだったんだけど、まさかビール1杯無料でついてくるとは!?もらえるものはもらっておくことにした。
熊本には学会で来ていたこともあって、日中昼間はずっと会場の熊本城ホールにいたし、一番ゆっくり観光できたのは、この阿蘇くまもと空港の出発ロビーだった気がする。
阿蘇くまもと空港から市街地へはリムジンバスで移動
阿蘇くまもと空港から市街地へは、リムジンバスが運行していた。
繁華街のある桜町バスターミナルまで1,000円。空港~桜町でだいたい45分ほどだった。1時間に1本以上は運行していたし、それ以上を求めるのも酷だろう。
とは言え、市街地からアクセスしやすいかというと、本数や乗車時間を思うとちょいと不便かな、とは思った。帰りの飛行機に乗り遅れると困るし、かなり早めに空港に行くのが無難だと判断して移動したくらいだ。
切符売り場はあったけど、交通系ICやクレジットカードのタッチ決済で決済できるから、特に切符は買わなくてよかった。なお、交通系ICは間もなく使えなくなるみたいだ。
なお、熊本市街地だけじゃなく、阿蘇山とか大分県の方にも行けるみたいで、阿蘇くまもと空港は観光地へのハブとして機能しているようだった。
おわりに
熊本で学会があったので、阿蘇くまもと空港を利用した。
到着したときと、出発するときで受けられるサービスに格差を感じた。来たときよりも帰るときの方がウキウキになれる空港だった。
かなりキレイで、出発ロビーは広く取られていて、長時間過ごすのもそんなに苦痛じゃなかったのがよかった。
市街地からリムジンバスで移動することを考えると、安全めに振って早めに空港に来ておきたかったし、そうなると出発ロビーで過ごす時間は必然と長くなるわけで。
熊本滞在中、一番ゆっくりと観光できたスポットだったかもしれない。