日本認知心理学会 第23回大会に参加。会場は京都大学。シンポジウムやポスター展示で学ぶ
日本認知心理学会 第23回大会に参加してきた。

会場は京都大学で、はじめての京大訪問はちょっと楽しみだった。

早期申込をすると、特典で京友禅パスケースがもらえるとのことで、なかなか素敵なものを手にすることができた。すべて一点ものであり、それぞれ柄や色合いが違うから、どれにするか悩んでしまった。
シンポジウムに参加し、最近の研究のトレンドを聞く
さて、大会中の過ごし方だが、基本的にはシンポジウムに参加していた。口頭発表も聞きたいところなんだけど、例年シンポジウムと口頭発表は時間帯がかぶるようになっていて、今年もシンポジウムを優先した形だ。
シンポジウムは最近の研究のトレンドや、そもそも認知心理学って何?とか考えさせられる内容になっていて、素人在野研究者としてはとても勉強になる。
今回、特に印象に残っているのは、「説明されるべき概念」と「説明する概念」についての話だ。説明されるべき概念を使って説明してないか?説明した気になってないか?と考えさせられた。これは言われてみると日常的にはよく起こっていることだと思う。せめて研究者の端くれとしては、意識しておきたいところだと思った。
ポスター展示に足を運んで、研究ネタを探す
シンポジウムの合間にはポスター展示に赴く。そこで時間の許す限りポスターを眺め、たまにポスター発表者に研究内容を聞いたりする。ちょうど放送大学で卒業研究をしているところだし、研究内容に照らし合わせつつ、いいネタがあるかと探していた。いくつかは興味深い内容があったので、またそのテーマも考えてみたい。
特に、いくつかのポスターで取り上げられていた「メタ認知」は私にとって興味深い概念であり、研究と絡めることができる予感がした。
また、ポスター展示会場では、学術書を出版している会社や、各種計測機器を製造、販売している会社の展示物もあり、一通り眺めていった。巷の本屋さんでは、なかなかこれほど学術書ばかりを揃えて置いているところはないので、ここぞとばかりにAmazonで見かけて気になっていた本があれば、手にとってパラパラと眺めた。
なお、今回はポスター会場でランチ会が催されており、会場で飯にありつけることができたのがよかった。学会ではよくランチ難民になるので、こういう企画があるのはありがたい。まあ、参加者が多いから、なかなか食べ物を取りに行けなかったし、量もそんなに食べられなかったが。
おわりに
今回の会場となった京都大学は、レンガ造りの美しい建物がいくつもあって、ゆっくり眺めたいくらいだったが、基本的には建物の中に缶詰めしてたから、そんな時間はなかった。
あと、京都はそれなりに遠く (片道5~6時間はかかる)、2日目の朝のシンポジウムを聞いあとは帰路についた。夕方のシンポジウムも気になったんだけど、それが終わってからだと帰るのが大変になるから、後ろ髪を引かれる思いで京都大学を後にしたのだった。
今年の大会も勉強になったし、頑張って京都まで行った甲斐があったな。
