ふらり日帰り上越市。我が家からずっと北上していたら直江津港にぶち当たり、上越市を巡って帰ってきたのだった。
今日はついうっかり、新潟県は上越市にある、直江津港というところまで行ってしまった。
佐渡島への連絡船が出ている佐渡汽船フェリー乗り場である。佐渡島というのも、一度は行ってみたい島のひとつだ。島で生まれ育った私としては、また別の島を訪れるのも楽しいものである。
あいにく直江津港からの船は2月は運休中だったようで、ほとんど人影はなく、強い風が吹きすさぶ場所であった。
なお、今日は別に直江津港に来ようと思ってきたわけではなかった。
家を出るころには長野市にある戸隠神社に行こうと思って出かけたのだが、なんとなく遠出したくなり、上信越道をそのままドライブしてぐんぐん北上していったら、なんと海にたどり着いてしまったというわけだ。
不思議な話もあったものだ。
途中、上信越道はチェーン規制がかかっていたりして、雪だかみぞれだかが降ったりしていて、視界も悪く、ちょっとした悪路になっていた。わざわざこんな日に出かけなくてもよかったかなー、などと途中の小布施あたりで思ったりしたのだが。
そんなノリで上越市に入ったので、事前の準備も下調べもなかった。
上越市には何があって、どこに行けばいいのかわからないまま、市街地を流しながら情報収集をする。
どうやら上越市というのは、高田市と直江津市が合併してできた街とのことで、上越市で市街地と言えば高田か直江津を指すらしい、ということがわかった。道路標識にも上越市街 (高田)とか上越市街 (直江津)とか書かれていたりした。
上越と言えば戦国大名の上杉謙信にゆかりある土地とのことで、その居城であった春日山城跡など行ってみようかとも思ったが、あいにく雨が降っているときに公園はないかぁと思ったのでやめた。桜の名所である高田公園も同じ理由で却下。
他にも「上越市立水族博物館 うみがたり」や「上越科学館」なども楽しそうだったが、遅めの昼食のあとではあまり遊んでいる時間もない感じだったから断念。
だったら、せっかくこの辺まで来たことだし、どこかで泊まっていくかなー、富山の方に行くのもいいかなー、などと考えたけど、奥さんが明日用事があることを思い出したので断念。
とまあ、いかに行きあたりばったりで来てしまったのかがわかる始末である。
それならせめてお土産でも買って帰ろうということで、「上越観光物産センター」というところに行ってみることにした。
ここには地酒やお菓子など、お土産が色々展示されていた。日頃お世話になっている大家さんなどのお土産を買ったり、我が家用のお土産を買ったりしてきた。
そこからの帰り道、国道18号に乗って上越高田ICを目指していたのだけれど、国道がすごくスイスイ進むので、そのまま新井というところまで出た。
そこにあった「道の駅 あらい」というところに立ち寄って色々物色する。
この「道の駅 あらい」は上信越道 新井ICのハイウェイオアシスになっていて、ここから高速に乗ればいいやと思って来てみたのだ。
「道の駅 あらい」は道の駅の中でも大きい部類に入るんじゃないだろうか。私が訪れたことがある道の駅の中でも、ここまで広くてお店が立ち並んでいる道の駅は珍しい。
物産展や土産物屋さんがいくつかあって、売っているものを見ながら歩くのも楽しかった。
特に海鮮を扱っている「日本海鮮魚センター」は見ていて楽しかった。でかいタコの足があったり、アンコウがあったり、カニがあったりと、海なし県である長野県にいるときにはお目にかからないものが色々とあった。
こうして「道の駅 あらい」を歩いていると、別に「上越観光物産センター」で買い物しなくてもよかったかなー、とか思ってしまうほどだった。
そんなふうに「道の駅 あらい」をふらふらしながら、ちょっと長めの休息を取り、軽く夕食を食べてから帰路についた。
新井PAのスマートICで上信越道に乗ってからは、ノンストップで佐久まで戻ってきた。150kmほどだったかな?
そうして家まで帰ってみると、「道の駅 あらい」から2時間もかってなかったようなので、今回訪れた新潟県の上越市や妙高市 (「道の駅 あらい」は妙高市)というのも結構近いものだと思ってしまった。
今回の戦利品は、「道の駅 あらい」で購入した新潟県の地酒「髙千代 純米吟醸 無ろ過無加水一本〆」。こちらは新潟県限定販売とのことで、心動かされて買ってきた。
長らくドライブして帰ってきた日の風呂上がり、奥さんも子どもたちも寝静まったところで味わうにはとても贅沢なお酒だった。私的には結構好みの逸品。これなら一升瓶で買って帰ってもよかったかな、と思う。
そんな感じで、我が家ではじめて訪れた上越市の、「ふらり日帰り上越市観光」な1日は、終りを迎えたのだった。
そんな旅程で帰ってきてお酒を飲みながらもブログを書いている私、えらい。