10年使ってきたソファを庭で解体した。長らく一緒にいたものだから感慨深い。

2022-11-16

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我が家には10年くらい前から使っているソファがある。

当時、兵庫県に住んでいて、近くのイケア神戸で購入した。奥さんと2人で買い物に行った際、気に入って買ってきたのだ。

2人がけのソファではあるが、ニトリなどに置いているのよりワンサイズ大きい感じで、これが北欧サイズなのか!と思ったのを覚えている。

それから10年近く使ってきて、家族の憩いの場としてとても活躍してもらった。

ソファで遊ぶ子どもたち

私は夜な夜なゲームをするときに座っている時間が長かったと思う。

奥さんは子どもに乳をやったり、抱っこしたりながら使っている時間が長かったのだろう。

子どもたちは、ソファの上でぴょんぴょん飛び跳ねては、やめろと怒られていた。ソファのクッションを剥がしても怒られていた。

そんな思い入れのあるソファなのだが、新しく子どもが生まれるにあたって、破棄しようと考えていた。

というのも、座面のシートが破れてきていて、その間にものがよく落ちるようになったのだ。しかも、スプリングを座面に固定している部分が抜けてきていて、怪我をする可能性もあった。

もう随分前からそのことが気になっていて、子どもたちが手を突っ込んだりしないか、誤って落ちたりしないかというのも心配していた。

今の家ではどうも置いておく場所がしっくり来てなかったし、もう1人生まれるというタイミングでこの機会に捨ててしまおうと思っていた。

本当は生まれる前に捨ててしまおうと思っていたのだが、こちらでソファを捨てようと思うと色々面倒なこともあって、なかなかタイミングが合わず、捨てられていなかった。

この町でソファを捨てるなら、業者に自分で持ち込む必要があり、外に運ぶにも1人で運べるサイズと重さではないし、ソファが積めるだけの車がないしと、なかなか手詰まりだったのだ。

そんな折に、出前の廃品回収業者が近くに来るというビラを見て、電話をしてみたところ・・・2人がけのソファを引き取るには7,000円いるとか言われるし。

それなら軽トラをレンタカーして処分してくれる業者に持ち込んだ方がいいよな、という金額だ。

廃品回収業者に持っていってもらうのは辞めることにした。

ようやく捨てる気分になったところで腰を折られたわけだが、それだったらこのソファを自分で解体して捨ててしまうことにした。

善は急げ。気分が乗っているうちに手を打った方が良い。鉄は熱いうちに打て。そうでもしないと、このソファはいつまでも捨てられない。

そんなわけで一念発起して、ソファを解体してしまうことにしたのだった。

まずはクッションを外して、座面の穴の空いているところから、ビリビリとシートを破く。ハサミで切ったりカッターで切ったりしていく。

ソファを解体する

こうして座面の下を開けてみると、よくもまあ出てくる出てくる。子どものおもちゃが。

なくなったと思っていた車のおもちゃや新幹線のおもちゃ、積み木やペンなど出てくる出てくる。

こんなところに溜め込んでなくてもいいだろうって感じだ。

掘り出したおもちゃを見ては、息子や娘は目をキラキラさせながら「使っていい?使っていい?」と聞いてくる。

お前らがここに落としたから面倒なことになっているんだろ、と思うと、正直うざい。

座面の中に入っていたとはいえ、結構汚くなっていたので、お父さんかお母さんがきれいにするまではさわるな、とだけ言い聞かせておいた。

ある程度座面の中にあるものを取り出したら、そのまま外に引きずっていく。

そのままだと玄関を通らなかったので、縦にして外に引っ張っぱり出した。これならひとりでもできた。

庭に出してしまえば、作業は色々できる。

倉庫にしまっていた電動ノコギリを持ち出し、ソファを本格的に解体していった。

まずはシーツをビリビリ破いて、中の構造を見て、電動ノコギリを通せるか確認する。

金具で止まっている部分が結構あるので、適当に電動ノコギリを入れても歯が負けるからだ。

歯の入る場所を見極めて、まずは思い切って真っ二つにぶった切ってみた。

ソファを2つにぶった切る

なるほど、ソファの中ってこんなになってたんだー、とか思いながら、解体していく。

基本は木材だから、小さく刻んでしまえば燃えるゴミで出してしまえそうだ。

シーツをカッターで引き裂き、綿やスポンジを取り除き、座面のスプリングを取り外し、金具の使われている場所を避けながら電動ノコギリでぶった切り、・・・

飛び出ている金具やらは、奥さんが金槌やペンチで取り除いたり、いっそのこと打ち込んだりしながら処理していく。

ちなみに、この手の解体作業で重要なのは体重だ。マジで体重があると強い。

金槌で叩いてもうまく取れない接合部分も、私が踏みつけたらあっさり取れたりする。

どうせぶっ壊すわけだから、飛び出ている金具に気をつけながら、踏みつけたりへし折ったりして解体していく。

ソファを解体した際に出てきた木材

大きい木材はあとで更に小さく刻むとして、ひとまずソファの形は跡形もなくなるまでやった。

それから木材を小さく刻む作業をしながら、ゴミ袋にどんどん詰めていく。

袋にパンパンに詰める

実はまだまだ木材を小さく刻む必要があったのだが、小一時間作業してだいぶ疲れたので、今日のところはこの辺で片付けて倉庫に突っ込んでおいた。明日は雨だか雪だかの予報だから、濡れないところに置いておかねば。

こういう作業も、広い庭と倉庫があるおかげでできる作業だと改めて思う。

そんな風に午前中はソファの解体をしたのだった。随分仕事をした気分になった。

天気もよくてだいぶ温かいし、作業がはかどった。いい日に作業できた。

このまま外でご飯でも食べるか、ということになり、私はお昼の買い出しに行ったのだった。