娘が生後8ヶ月に。つかまり立ちを覚えはじめ、机の上にあるものを手にとって食べるようになった。
娘は生後8ヶ月になった。
気になるものがあれば、そこら中を這い回り、掴んだり、叩いたり、かじったりしている。
這い回る速度は更に早くなった。匍匐前進が様になっている。
いただきものの大根を台所に置いていたら、その葉っぱを引っ張ってかじり、ムシってかじり、その辺に葉を巻き散らかしていく。
落ちてる量からすると、いくらかはそのまま生食もしているようだ。大根の葉っぱの生食など、あまりうまくなさそうなのだが、この光景はここに大根がある間、何度も見かけている。
仰向けに寝ていることはほとんどなくて、だいたいうつ伏せになって、匍匐前進をしていると思う。おむつを換えてやるときは、前半分がパンパンになっていることが多いことからも、だいたいうつ伏せになっているということだろう。
だいぶ「おすわり」している時間も増えた。
まだ怪しい感じで、フラフラして、後ろにコテンと転んでは泣いている。
前に振れて、机に頭をぶつけては泣いている。
たまに横から倒れ込むことに成功して、そのまま匍匐前進モードに入ることもある。
これまでは座らせてやれば「おすわり」している感じだったが、たまに自分で「おすわり」するようになった。
もうじき「おすわり」もマスターするのだろうか。
「おすわり」の前に、つかまり立ちの方をマスターしてしまったようだ。
机の上に何やら乗っていたら、机の橋を手でつかみ、ムクッと起き上がってくる。そのまま上体を乗り出して両手を振り回すから、おいそれと机の上にコップやらを置いておくわけにはいかなくなった。
机の上に起き上がってくる様は、怪獣映画で、海の中から巨大怪獣が堤防に手をかけて上陸してくるようなイメージを彷彿させる。
そこから両手を振り回し、破壊の限りを尽くすのだ。
もはや食卓はかなりの混乱を強いられている。
本人は至って楽しそうで、パン切れなど見つけたら手づかみ食べをはじめる。食べてるのだか散らかしているのだかよくわからないくらいだが、パンの量は減っているところを見ると、いくらかは食べているようだ。
自分の拳くらいのサイズなら、おにぎりでもパンでもぺろりと食べるようになってしまった。むしろもっと食べるくらいだ。お粥など、柔らかくしたものの方がお気に召さないようで、口に入れてもべーっと出してくるようになった。
おしゃべりも増えてきて、何やら奇声を出して騒いでいることが多い。泣き声も変わってきた感じがする。
ますます我が家がにぎやかになってきた。