懐古園内にある「小諸市動物園」を散策。小ぶりのちょうどいい広さで、未就学児でも全部回れるのがいい。
ふと思い立って、「小諸市動物園」に行ってきた。
この日は奥さんが1日中予定ありで、子どもたちを連れて遊ぶにはちょうどいいんじゃないかということで。
まずは「小諸城址 懐古園」の駐車場で車を停めていく。小諸市動物園はその懐古園の中にあるからだ。ちなみに、駐車場は有料で、普通車なら1日500円だ。
駐車場から歩いて懐古園の入り口に向かう。
懐古園には「三の門」から入っていく
懐古園には、国重要文化財の「三の門」から入っていく。先の駐車場から来ると、三の門の内側にたどり着くのだけれど。
懐古園には入場料がかかって、園内散策と動物園をするなら300円だ。ただ、この日は200円だった。
どうも動物園が改装中だから、ちょっと安くなっているらしい。
子どもたちは未就学児だから無料だった。
まずは今回の目的地、小諸市動物園へ
懐古園に入ったら、まず目的地の小諸市動物園に向かう。
ちなみに、懐古園から小諸市動物園に入る入り口は2箇所ある。懐古園自体がそこそこ広くて、動物園をひと通り見てから、懐古園に戻り、ぐるっと回って帰ってくることができるようになっている。
この日はそのルートで行ってみようということで、近い方から入っていった。
動物園に入ると、早速、いろいろな動物と対面できる。
息子も娘も一気にテンションが上って、檻の前に行っては動物を観察していた。
娘なんか、キツネの檻の中を指差しながら、「だれかのうんち、おちてるよー」とか大声で報告してくる。不要な情報を伝えてくれなくてもよいのだけれど、、、なお、当のキツネはその檻にはいなかった。どこかにお出かけしていたのだろうか。
小諸市動物園では、近隣で保護した動物を飼育していたりする
小諸市動物園は、近くの森で怪我をしていた動物を保護しているものもある。
フクロウなんかはそうで、巣から落ちているところを保護したという「幸丸」がいた。
それにしても、野生のフクロウなんて近所にいるもんなんだな、というのを改めて思った。もちろん、いても全然おかしくないのだ。
動物の豆知識を仕入れるのも面白い
動物を見ながら、その動物の説明書きを見ては、息子たちにも書かれていることを教えていく。息子はひらがなやカタカナは読めるから、そのうち自分でも読むようになっていった。
こういうところに書かれている小ネタというか、トリビアというか、そういうのを見ていくのも面白い。
例えば、この「ポニー」についてだが・・・
ポニーとは、体高147cm以下の馬のことをいいます。
とか書かれていて、ポニーって小さい馬だと思っていたんだけど、こういう風に定義されているのね、とかいう豆知識を得ることができる。
あと、「ウンコを1日10キロ以上出す」というのを見て、「うちの娘 (1歳児)の体重くらいあるな!?あのくらい毎日出すってすごい!」と妙にリアリティを感じてみたり。
フラミンゴなんかは、足の付根だと思っているところは実は「ひざ」だったりするそうだ。
なんと、あいつらはいつもは「つま先立ち」をしてるのね。
ライオンが生肉の塊を丸呑みし、吠えていた
今回の最大の見所は、ライオンだった。
ちょうど寝床にしている建物から檻に出てくるタイミングだったようで、事前に飼育員のお姉さんが生肉の塊を檻の中のそこかしこに置いていた。生肉の塊は、大体、人の拳くらいの大きさの塊だったろうか。
檻から出てきたライオンが、それらを見つけて食べるところが見れられるというのだ。
これはちょうどいいと、子どもたちと一緒に、ライオンが出てくるのを、今か今かと待ち構えていた。
本当にいいタイミングで行ったから、最前列のよい場所が取れた。まあ、もともと来園者も少ないから、全然スカスカだったんだけど。
しばらくして門が開き、ライオンは檻の中にのっしのっしと入ってくる。そして、生肉の塊を見かけると、のっしのっしとそちらに近づいて行って、ぱくりと口の中に入れる。ほぼ丸呑みしているみたいなんだけど、たまに「ゴリゴリ」という音が聞こえてきていた。骨とかあったのかな?
それにしても、そこに置かれた生肉の塊を見つけるのは得意じゃないようで、匂いをかぎながら、近くまで行くんだけど、なかなか見つけられない塊もあった。
全部の肉を食べたら、端っこに寄ってきてガウガウと吠えはじめた。かなり吠えていた。
目の前で吠えるライオンというのは、なかなか迫力があった。猫とは違うのだよ。
どうも、ああやって自分の縄張りだと主張しているらしい?
ひとしきり吠えると、その場に座り込んでおとなしくなった。
ご飯を食べて、満足したのだろうか。
そんなライオンを見届けてから、動物園を後にしたのだった。
小諸市動物園はほどよいサイズ感がいい
小諸市動物園は、それほど広くもないし、たくさんの動物園がいるわけでもない。
ただ、私のような未就学児くらいの子どもを連れて歩くには丁度いいくらいの大きさなんじゃないかと思う。
だだっ広い動物園もよいのだけれど、こうしてちょろっと見て回れるサイズ感がいい。大体1時間やそこらで回れる感じだ。
それでも適度に見どころはあるし、元気な動物を間近で感じられるのだから、子どもと一緒に回っていて楽しかった。
猿が叫んでいたり、ポニーが嘶いていたり、羊が鳴いていたり、ライオンが吠えていたりしていて、そこそこ騒々しかった。その声は懐古園にいても聞こえてきていた。
おわりに
この日はちょっと天気が心配だったけど、もってくれてよかった。
子どもたちも楽しんでくれたようでよかった。
また気が向いたら遊びに来てもいいだろう。
ちなみに、ライオンがいた小屋の近くの桜が咲きはじめていた。
だいぶ暖かくなってきているし、小屋の近くだから、多分、小屋の暖房の熱でもあたっているのだろうから、ちょっと早く咲きはじめているのだろう。
懐古園は桜が咲くとこれまたきれいなところで、昔はお弁当を作って花見に来たものだ。
だいぶ春も近い。