「DaVinci Resolve Studio」の動画編集プロジェクトを書き出し→読み込みすることで、プロジェクトを別のパソコンに移行する
「DaVinci Resolve Speed Editor」のBluetooth接続の具合が悪くて、どうにもならないので、ラップトップにUSBで有線接続して動画編集をしてみている。
すべての動画編集プロジェクトは、デスクトップに集約したい
ただ、もともと動画編集はデスクトップでやってきたことで、これまでの動画素材やBGM、編集したプロジェクトなどはデスクトップにあるのだから、できればそういうものはデスクトップの方に集約しておきたい。
あるプロジェクトはデスクトップで、あるプロジェクトはラップトップで、となると面倒くさいからだ。
デスクトップにはPostgreSQLでプロジェクト管理できるようにしているし、動画素材やBGM素材はフォルダ共有の設定をしているから、全てオンラインで接続して作業できないこともないのだが・・・
どうしたってネットワーク越しに作業するなら、パフォーマンスの影響は気になるし、何より作業中は常にデスクトップをスリープさせないようにしなくてはならない。
2台のパソコンでリアルタイムに同時編集しているわけでもないのだから、そこまですることもないよな、と思うのだ。
あんまり考えていても仕方がないから、普通に動画編集プロジェクトをエクスポート→インポートして移行することにした。
プロジェクトを書き出す
まずは、ラップトップで開いている「DaVinci Resolve Studio」のプロジェクト画面?で、対象となるプロジェクトを右クリックし、ポップアップを出す。
ここに「プロジェクトの書き出し」というメニューがあるから、ここをクリック。
すると、ファイル選択ダイアログが出てきて、好きな名前を入れることで、「XXX.drp」というファイルが作成される。
動画編集プロジェクトのファイルな割に、1MBもないから、メタ情報的なものしか入ってないのかもしれない。
実際、動画ファイルは組み込まれていないのが後の操作でわかる。
プロジェクトを読み込む
さて、そうやってできた「XXX.drp」というファイルと、動画編集に使用した動画素材やらをごっそりGoogleドライブに置いて、デスクトップと共有する。
そして、デスクトップで「DaVinci Resolve Studio」を起動して、プロジェクト画面?の適当なところを右クリックし、ポップアップを出す。
ここに「プロジェクトの読み込み」というメニューがあるから、ここをクリック。
すると、ファイル選択ダイアログが出てくるから、先程ラップトップで作成した「XXX.drp」を選択する。
これで、動画編集プロジェクトがラップトップからデスクトップに移行できる。
動画ファイルを移動する→リンクが全部ぶっ壊れる→再リンクする
ただ、実態としては、動画素材やBGM素材のファイルを、ラップトップで編集したときのフォルダから移動した時点で、メディアプールに登録されているファイルのリンクが、全部ぶっ壊れる。
すべてのメディアが見つからない状態、になるのだ。
そんなときは、「メディアの再リンク」でごっそりリンクしなおせばいい。
こうすることで、ラップトップで行った動画編集プロジェクトは、完全にデスクトップに移行される。
容量に上限があるGoogleドライブにいつまでも重たい動画をおいておきたくないから、デスクトップのローカルディスクに取り込んでから、「メディアの再リンク」を行っている。こうすることで、プロジェクトをまた編集可能な状態にしているのである。
おわりに
プロジェクトを書き出したり、読み込んだり、動画ファイルを移動したあとに再リンクをしたりと、動画編集プロジェクトをラップトップ→デスクトップに移行するには、いくらかの手作業は出てくるけど、それほど面倒なものでもないから、あまり負担には感じていない。
もともと動画素材は、ラップトップにWebカメラ「Logicool StreamCam C980OW」とマイク「ATR2100x-USB」を接続して撮影しているから、ラップトップにある。
そう考えると、ラップトップで動画撮影して、そのままラップトップで編集するという操作自体は悪い流れでもない。
まあ、「DaVinci Resolve Studio」がさっさと「DaVinci Resolve Speed Editor」のBluetooth問題を解決してくれればこんなことに悩まなくていいのだけれど、、、
ラップトップで編集するのも案外気に入ったから、「気分によって動画編集する機体を分ける」という贅沢なことをするのもいいかもしれない。