CHUWI HeroBoxを家庭内サーバとして使ってみることにした。ミニPCの実力はいかに?
システムエンジニアなんかをやっていると、たまに手元でサーバを作りたくなることがある。
そういうときは、大体WindowsのWSLを使ってサーバを立てたりしているのだけど、それ用のサーバがあったら便利なのかもなぁ、とも思う。
物理的にサーバがあったら、ファイルサーバにするとか、いろいろな用途にも使えるし。
とはいえ、大体はWSLでバーチャルに済ませることができていたから、なんとかしていたのだけれど。
そんなことを思いながら日々を過ごしている中で、たまたまAmazonのセールでミニPCと呼ばれている分野のものが出ていて、安くて小さくてそこそこの性能のものもいくつかあり、これなら家庭内サーバとしては十分じゃね?と思ったのだった。
前々からCHUWI (ツーウェイ)の激安なパソコンは気になっていたし、ちょうどいいからその中で「CHUWI HeroBox」を試してみることにした。
値引き後の価格で2万円ちょっとだった。
注文した翌日には届いた。早速、開封してみる。
Appleチックな梱包で、中身も必要最小限のものしか入ってない感じだ。
基本的に、本体とアダプタがあればいい。
あとはモニタ裏面にマウントするための金具やネジがあり、あとは取説や保証書などだった。
本体は思っていたより小さいものだった。
ひとまず手元にあった放送大学のテキストと比べてみる。
放送大学のテキストはA5サイズで、HeroBox本体はそれより小さいくらいだった。厚みは2倍くらいあったけど。
それでも、これで立派にデスクトップパソコンなんだから、かなり小さいと言ってもいいだろう。
アダプタは手のひらサイズだ。
消費電力も大したことがないから、それほどのサイズはいらないのだろう。
ちなみに、36Wまで出力できるようだ。
本体前面には、
- USB Type-C x 1
- USB Type-A x 2 (USB 3.0)
- Micro SD
- 電源ボタン
があり、ちょっと拡張したいときにはアクセスしやすそう。
本体裏面は、
- リセットボタン
- 電源端子
- VGA
- HDMI
- LAN
- USB Type-A x 2 (USB 2.0)
- ヘッドホン端子
が用意されている。VGAを見かけることはずいぶんと減っているし、むしろ珍しいと思う。
うちだとHDMIしか使わないから、あってもなくてもいいけど。というか、初期設定を終えて運用はじまったら、電源とLANしか使わないだろう。
本体裏面は、モニタ裏面にマウントするためのスロットがある。
あと、ここで見えているネジを外せば、HDDの増設ができるようになっているようだ。
ファイルサーバとして使えそうだと思ったら、ここから増設してしまおう。そこそこの容量のSSDでも積んでやれば、すごくコンパクトにまとまったサーバになりそう。
写真撮影が終わったら、電源を入れてみる。
本体にモニタ (HDMI)と電源をつないで、キーボードやマウス (いずれもUSBのもの)もつないで、前面にある電源ボタンをポチッとな。
しばらく待っているとWindows 11のセットアップがはじまった。ミニPCで低スペックなんだけど、しっかりWindows 11が動いている。
ただ、Linuxで運用するつもりだから、ここでは何もしないで電源を落とした。
HeroBoxはLinuxにも対応していると公式サイトでうたっているし、きっとこのままLinuxのインストールをしても大丈夫だろう。
失敗したら文鎮化するのかもしれないが・・・まあ、そういうのを試してみるのも含めて買ったので、いろいろと遊んでみるべし。