「Victus by HP 16 (AMD)」を3ヶ月使ってのレビュー!ほぼ不満もなくよい機体。
「Victus by HP 16 (AMD)」を使いはじめて、いつの間にやら3ヶ月が経っていた。
普段は執務室にあるデスクトップを使っていて、「Victus by HP 16 (AMD)」はキッチンなど他の部屋で仕事をしたいときに保っていって使っているサブ機のような扱いだ。
サブ機とは言え、流石に新しいゲーミングPCなだけあって、性能面では申し分ない。むしろ普段の私の作業内容からするとオーバースペックなくらいだ。もちろん、それを見越して買っているのだけれど。
はじめてのWindows 11機だったから、最初はWindows 10との微妙な違いが気になったものだが、今では特にWindows 11だからと悩むこともない。
ラップトップにしては16インチという大画面の中で、動画編集もサクサクできる。
解像度はフルHDなんだけど、このサイズならフルHDくらいでいいと思う。もちろん、WQHDや4Kならもっときれいなのだろうが、実用上は問題ない。
非光沢な画面は視野角も広くて、見やすい方だと思う。
動画の閲覧や編集をしていて思うのは、若干、音量は小さいかもしれない。
負荷がかかってくるとファンが動き出して、その音自体はそこまで大きくないにしても、それに負けないくらいの音量にしようとしたら、80~100%くらいの音量にしないと聞き取りづらい。
あと、CPUがAMDで、dGPUがNVIDIAだからか、ちょっと不思議な感じがする。
Intel+NVIDIAとか、Intel+AMDだったら、NVIDIAやAMDのドライバのどちらかを入れるだけだから、おかしなことにはならないのだけれど・・・
この機体は両方入れるから、どうもドライバーがかち合ってしまっている気がする。
AMDのドライバを更新すると、NVIDIAのドライバを更新するよう言われ、NVIDIAのドライバを更新すると、今度はAMDのドライバのバージョンが合わないから、AMDのドライバを再インストールしろ、というようなループになる。
結局どうなるのがいいのかわからないんだけど、ひとまずNVIDIAのドライバが動いていれば大丈夫なんだろう、ということにしている。GPUのドライバが最新の方がいいだろう。
要は、AMDのドライバは放置して、NVIDIAのドライバを更新し続けている状態だ。
このドライバの運用に関して、どうするのが正解かよくわかっていない。
あとは、キーボードに関してはちょっと慣れが必要だったか。
スペースバーが大きくて、Cの下からNの下くらいまであるのだが、おそらくこれはゲームをするときに押しやすいようにという配慮なのだろう。
ただ、私は半角/全角変換を無変換/変換キーに割り当てていることもあって (Macのキーのように)、かな文字を入れようとしたらスペースを押し、英字を入れようとしたらスペースを押してしまう。つまりミスタイプが増えた。
他に使っているキーボードは、無変換がCやVの下辺りで、変換がNやMの下辺りだから、それよりさらに指を動かさないと半角/全角変換に失敗してしまうのである。
これはまあ慣れの問題なので、しばらく使っているうちにミスは減るが、しばらくラップトップを使わないでいるとまた戻ってしまう。こればかりは仕方がない。
トラックパッドが広いのは操作しやすくてよいと思う。
外観は白くてスマートな感じが気に入ってるし、各種ポートがついているから拡張性も高い。
本体内蔵SSDが512GBというのは少ない気がするが・・・特にゲーミングをうたうならもう少し積んでほしいところ。
1スロット空いているそうなんだが、勝手に裏蓋開けてSSDを追加しても大丈夫なのかがよくわからない。だいたいラップトップは蓋を開けたら保証外って感じがするんだけど、その辺はどうなんだろう。
とまあ、ところどころで気になる点はあれど、全体的なバランスはよくて、高品質に保たれているよい機体だと思う。気に入って使っている。
ただ、最近は週末セールで、上のランクのOMENブランドのラップトップが同じくらいの値段か、ちょっと安いくらいのときもあるから、今買うんだったら、そちらを買ったほうがいいんじゃないかな、と思う。