Manjaro Linux (Cinnamon)を普段使いLinuxに採用してみる。ミニPC Minisforum UM773 Liteへインストール。
ミニPC「Minisforum UM773 Lite」にManjaro Linuxをインストールしてみた。
これが結構すんなり入って、かなり快適に使えている。
UM773 Liteは普段遣いのLinuxデスクトップ機として運用中
UM773 Liteは購入当初からLinuxデスクトップとして使っていて、時折Linuxをインストールし直したりしながら使っている。
最初はUbuntu Linuxを入れて、そのうちKubuntuにしてみて、つい最近まではLinux Mint (Cinnamon Edition)をインストールして使っていた。
いずれも安定的で使いやすいし、ほとんどの作業がLinuxデスクトップで問題なくできるから、気分ややりたいことに応じてLinuxを使ったり、別のデスクトップのWindowsを使ったりしているのが現状だ。
特にLinux Mintで美しいCinnamonデスクトップに出会い、これが結構気に入っていたりする。
UbuntuからArch Linuxへ
さて、これまではUbuntuかUbuntuフレーバーかUbuntu派生という、とにかくUbuntuの世界で1年半ほど過ごしてきた。
全く普通に使えていて、不満があるわけじゃないんだけど、なんとなく、そろそろOSを入れ直してみようかなと思った。
UM773 LiteのOSが変遷しているのは、そうやっていろいろなLinuxで遊んでみているという側面もあったりする。メインマシンじゃないからリスクなく、気軽に、興味の赴くままにOSを入れ直しているのだ。
であれば、どうせ新しく入れるなら、ちょっくらUbuntuから離れてみるのもまた楽しいことだろう。
そこで白羽の矢が立ったのが、Arch Linuxだった。
愛用しているSteam DeckがArch Linuxを採用していることもあって、前々からArch Linuxの体系には興味があったんだけど、インストールの敷居の高さというか、ぶっちゃけ面倒くささが先に立って導入してこなかった。
20年前にGentoo使いだったこともあって、別に1から組み立てていくのもそれほど苦じゃないし、実際にArch Linuxをインストールをしたことはあるのだけれど・・・気分でOSを入れ替えるマシンに対して、OSのインストールや調整にそこまで時間をかけたくない。
その辺は程よいディストリビューションを使って、ある程度組み上がったものを使うのが今の私にはリーズナブルな感じがした。
そんなことを思いながら程よいものを探して、見つけたのが、Manjaro Linuxだった。これはインストールが簡単そうだった。
インストーラを起動するとまずはデスクトップが立ち上がるから、そこであらかじめWiFiやオーディオなどが使用可能かの確認もできそうだったし。そうやって気になるところを確認した上でインストールできるのは助かる。ミニPCは若干特殊なチップや実装があったりするから。
また、Manjaro LinuxにはCinnamonデスクトップの提供があったのも嬉しい (Manjaro公式じゃなくて、コミュニティが作ってるものだけど)。Linux Mintのおかげで、Cinnamonデスクトップの魅力に取り憑かれているので。
そういった諸々の条件が重なって、次のOSはManjaro Linuxに決定したのだった。
Manjaro Linux (Cinnamon)
インストーラは公式サイトからダウンロードしてきて、USBメモリに書き込んで、そこからインストールした。
インストーラを起動するとデスクトップが立ち上がるから、そこでWifiやオーディオ、Bluetoothが使えるかのチェック。全て問題なさそうだったから、そのままインストールを進める。
この辺の操作が全部GUIでできるから、Arch Linux系だといってもインストールの敷居が随分と低かった。本当にあっという間にインストールできてしまった。
CinnamonデスクトップのバージョンがLinux Mintで採用されているものと違うのか、より洗練されている感じ。
中身はUbuntuじゃなくてArchになったけど、デスクトップが同じだから操作も同じだと思っていい。おかげですぐに使えるようになった。
サクサクと動いていい感じだ。
エディタや開発環境、Dockerなど必要なものをインストールして、一通り作業できる環境が小一時間で作れてしまった。
使いはじめはとても順調である。
Arch Linuxはローリングリリースだし、Ubuntuとはまた違ったアップデート方式だから、使っていくうちに何か違いが出てくるのかもしれない。
カーネルのバージョンからしてだいぶ最新のものみたいだし (6.11系)、早速Ubuntuとの運用の違いを感じている (Linux Mintは6.8系)。まあ、カーネルが新しいからといって、機能の違いを感じるほど詳しいわけではないけど。
おわりに
Linuxデスクトップとして使っているミニPC「Minisforum UM773 Lite」にManjaro Linuxをインストールしてみた。
これまでLinuxデスクトップはUbuntu Linuxを使って来たから、Arch Linux系になることでどんな体験になるだろうか。そんなに使用感が変わるとは思ってないんだけど、ちょっと楽しみだ。
なお、Arch Linuxの中でもManjaro Linuxにしたのは、手軽にインストールできそうなディストリビューションだったから。あと、Cinnamonデスクトップが選べたから。
あっさりインストールできて、小一時間で作業環境が整えられたからよかった。
ひとまず満足のいく状態になったから、これから使い倒していくとしよう。