タッチパッド付きのBluetoothモバイルキーボードを試してみたが、ちょっと惜しいと思った
モバイルモニターの購入に合わせて、モバイルキーボード (Ewin EW-K19202)も購入した。
Bluetoothに対応したキーボードで、単4電池2本で動く。Bluetoothは3台まで接続可能。
そのあたりはあまり大きな特色ではなく、このキーボードの最大の特徴はタッチパッド付きというところだろう。
キーボードをモバイルすることを考えたときに、ポインティングデバイスも持ち歩かないといけないわけだが、キーボードにタッチパッドが付いてたらこれ1台でイケるんじゃね?的発想である。
モバイルモニターとこのキーボードと、Steam Deckをつないでしまえば、もはやラップトップと言えるんじゃないかと。
一応、キーピッチは19mmらしいし、キー配置がいつもの日本語キーボードと若干違うんだけど、実際に使ってみるとタイプは普通にできる方じゃないかと思う。
問題はタッチパッドだ。やはり曲者だった。
右下に位置することで腕に負担がかかるんじゃないかと思っていたんだけど、使ってみたらやっぱりそうだった。普段タッチパッドを使ってないのもあるだろうけど、妙に疲れる。ノートパソコンのタッチパッドは、キーの下に位置しているから腕の位置や角度がそれほどおかしくないのであって、これが右下に来るだけで無理な腕の角度になってしまう。これは慣れるものなのだろうか・・・?
パッドの反応は思ったよりはよいのだけれど、サイズが小さいのはいかんともしがたい。
なによりやりにくいと思ったのは、ボタンがないことだった。パッドがクリックできるタイプじゃなくて、全部タップで操作しないといけないようだ。少なくともSteam Deckのデスクトップモードでは。ドラッグ操作とか難しい。
まあ、本音を言うと、タッチパッドはそれほど期待してなくて、ダメ元で使えたらいいかな、くらいに思ってたのだけれど、やはりこれではちょっと厳しかったようだ。
全くダメじゃなくて、補助的に使う分には使えそうだけど、このキーボードだけでいつもどおりに操作が完結できるかというと、それなりに修行が必要そうである。そこまでやるか悩ましい。
あとは、10キーとタッチパッドがついている分、横長なのも配慮が必要か。
10キーレスのLogicool KX700 MX Keys Miniと並べてみると、右に飛び出しているのが一目瞭然。当たり前だけど。
重量に関しては、電池込みで400gくらいであり、確かに軽い。重量からすれば持ち運びはしやすいと言えそうだ。
そんな感じで、3,000~4,000円で買えるキーボードとしては十分なクオリティだし、トラックパッドや10キーがついているのも悪いコンセプトではないと思う。
アリかナシかで言えば十分アリなんだけど、タッチパッドに期待しすぎない方がよいと私には思えた。
しばらく修行してみるとしよう。