放送大学で「知覚・認知心理学」を履修してどうだったか
放送大学の2023年度2学期に、「知覚・認知心理学」を履修した。
単位認定試験を終えたところで、どんな科目だったか振り返ってみる。
まず、「これぞ私が学びたかったものだ!」と思える領域だった。
もともとこの知覚・認知心理学という分野には興味があって、昨年は日本認知心理学会の大会に参加していたりする。
これまでの経歴からして、システムエンジニア + 心理学の組合せで10年以上、仕事してきたのだ。コンピュータ科学の発展とともに発展してきた認知心理学が合致しないわけがない。
学問領域としては、「考える」ことを科学するというのに惹かれる。
記憶や推論、問題解決、判断、意思決定などなど、これまで自分なりにもかなり考えてきたし、コーチングなどで他人の支援をしてきたことでもある。
意識的にできるものもあれば、意識すらできず、無意識的な処理をされてしまうものもある。そういった知覚体験も興味深い。
そんなに興味あるのにこれまでこの科目を履修しなかったのは、そろそろ履修しようかと思ったころに、2023年度に授業が刷新されると知ったからである。ようやく学ぶことができた。
あと、主担当の講師は個性的というか、ユーモアがにじみ出ている感じがする人だった。授業だけでなく、テキストにもそれが現れていたと思う。こういう面白い講師の講義は聞いていて楽しいものだった。
今学期学んだ知覚・認知心理学は、これからも学び続けていくと心に決めている領域であり、さらに知見を積んでいきたい。手始めに日本認知心理学会には入会すると決めたので、そちらのフィールドでも引き続き学び続けることができると期待している。
それでは、ごきげんよう。さようなら。