ゼリーにアイスを所望する次女。何のことかわからなかったが、彼女に取ってのゼリーとは、、、
北志賀グランドホテルWESTに家族で宿泊してきたときのことだ。夕飯はバイキングだった。
バイキングだから色々と取ってきて、みんなでたらふく食べていたのだが・・・終盤に差し掛かってきたところで、次女がこんなことを言ってきたのだ。
「ぜりーに、あいすたべたい」
ナニソレ?どゆこと?
ゼリーとアイスは別物だろう。
まずはよくわからなかったのだけれど、私の灰色の脳細胞にピンとくるものがあって、もしかしたらそういうことなのかもしれない!と思った。
要は、次女にとって、ゼリーとは、デザートのことなのだ。
ガストやバーミヤン、ココイチなどに行った際、だいたい彼女はお子様なんちゃらを食べているわけだが、どこに行ってもだいたいお子様なんちゃらにはゼリーがついてくる。
こういうところで出てくるゼリーは、我が家の教育方針として、他の全部を食べ終えた後、一番最後に食べるよう徹底している。「ゼリーは、最後」といつも言い聞かせている。
残したらゼリーが食べられないから、彼女は一生懸命完食する。そのくらいゼリーは彼女にとって食べたいもののようだ。
おそらくなのだが、そういった経験も相まって、彼女にとってゼリーというのは、ゼラチンで固めているお菓子ではなく、食事の最後に食べる甘い食べ物の総称になっているのだろう。
そういうものだと思って聞いてみると、これまでのいろいろな場面で彼女が「ゼリー」と言っていたことに合点が行く。ゼリーなんて出てきてないのに、何でそんなに食べたがるんだろうと思っていて。
この日のバイキングで出されていたデザートは、アイスだった。だから彼女は、「ぜりーに、あいすたべたい」とリクエストしてきたのだろう。これはデザートにアイスが欲しいというリクエストだったのだ。
子どもが言語を獲得していく過程について、改めて考えさせられた場面であった。