「RODE WIRELESS ME」動画撮影でワイヤレスマイクを使ってみよう！

2024-04-13

動画撮影をするときにワイヤレスマイクがあると便利だと思ったから、「RODE WIRELESS ME」を買ってみた。

同梱されているのは以下のとおり。

• 送信機 TX
• 受信機 RX
• 3.5mm TRSケーブル (3極-3極)
• 3.5mm TRRSケーブル (3極-4極)
• USB Type-C – Type-C ケーブル
• USB Type-C – Lightning ケーブル
• ウインドシールド x 2
• ポーチ
• 取説？

WIRELESS MEは送信機も受信機も小型で、クリップで止めることができるようになっているから、使い勝手がよさそうだ。

マイク入出力用のTRSケーブルやTRRSケーブルもついているし、USBケーブルもあるから、カメラやスマホに接続するために必要なものは揃っている。

乾燥剤まで「RODE」ロゴが入っていてちょっとかっこいい。

受信機 RX

まずは受信機を見ていこう。RXと書かれているのが受信機だ。こちらをカメラやスマホに接続する。

裏面はクリップがついていて、このクリップを使ってカメラのアクセサリシューなどに装着できるようになっている。

側面にはUSB Type-Cポートとマイク出力 (TRS)。

カメラのマイクポートに繋ぐなら、このマイク出力とカメラのマイクポートをTRSケーブルを使って接続する。

スマホのUSBポートに繋ぐなら、このUSB Type-CポートとスマホのUSBポートをUSBケーブルを使って接続する。スマホのマイクポートに繋ぐなら、TRRSケーブルを使って接続する。黒い方 (3極)を受信機、グレーの方 (4極)をスマホに差し込む。逆だとダメ。

このTRSとかTRRSとか、3極とか4極とかいうのはオーディオを接続するときに大事なことなので、よくわからないなら調べておくとよいだろう。私も昔ハマったことがある。

ただし、スマホの場合は、標準カメラアプリが外部マイクに対応しているか確認が必要だ。標準カメラアプリが外部マイクに対応していないようなら、外部マイクに対応しているカメラアプリを探して使うしかない。

実際、私が使っているPixel 6aや5aは普通に使えたけど、奥さんが使っているAQUOSは外部マイクに対応しておらず、ワイヤレスマイクとして使うことができなかった。

あと、USB Type-Cポートは充電にも使うし、スマホやパソコンに接続し、純正アプリを介してマイクの調整をしたりするのにも使う。

別の側面にはマイクがついている。これがWIRELESS MEの最大の特徴だろう。受信機にもマイクが付いているのである。

また別の側面には電源ボタン。これを長押しすると電源が入る。

送信機 TX

続いて送信機。TXと書かれている方が送信機だ。受信機 (RX)と同じサイズで手のひらサイズ。

裏面にはクリップ。これを襟元などにクリップして使う。

側面にはマイクとマイク入力がある。

このマイク入力にピンマイクなどを差し込んで使うことができる。そうすれば、送信機はズボンなど別のところに装着しておいて、ピンマイクを口元に持っていくことができる。

送信機は小さいと言っても、こんなのが襟元についてたら流石に目立つので、ピンマイクを使った方がよい場面もあるだろう。

別の側面にはUSB Type-Cポートがあり、これで充電する。

また別の側面には電源ボタンがある。この電源ボタンを長押しすると電源が入る。

ウインドシールド

マイク部分に装着するウインドシールドは、送信機と受信機それぞれに付けられるよう、2個入っていた。

もふもふの中に丸い接続部分があるから、ここを送信機や受信機のマイク部分に差し込み、グッと回すと装着できる。

受信機にヒゲが生えた。

カメラに装着してみる

カメラに装着してみるとこんな感じ。

本体裏にあるクリップを、カメラのアクセサリシューに差し込んでいる。

今、見ると、これ送信機だった・・・本来は受信機をこっちで使う。

まあ、送信機も受信機も同じ大きさだから、雰囲気はわかるだろう。

この写真ではケーブルを指してないが、使用する際は受信機とカメラをTRSケーブルで接続して使う。

襟元に装着してみる

襟元に装着してみるとこんな感じ。

今、見ると、これ受信機だった・・・本来は送信機をこっちに使う。まあ、同じ大きさだし雰囲気はわかるだろう。

やはりそれなりに目立つと思うので、それを良しとするか、ピンマイクなどを使ってより目立たなくするかはシチュエーションによって使い分けるとよいのだろう。

送信機と受信機は自動で接続

送信機と受信機の電源を入れたら、すぐに接続されるようになっている。手間がなくていい。

なお、WIRELESS MEは送信機を追加できるし、なんなら同社のWIRELESS Goとも接続できるそうで、そのあたりの送信機と受信機の組み合わせは純正アプリ「RODE Central」を使って設定できるようだ。アプリはWindows/Mac/Android/iPhoneに対応しているとのこと。

ちなみに、受信機のマイクはデフォルトではONになっており、このON/OFFはRODE Centralで設定できるようになっている。

個人的には、受信機のマイクをON/OFFするのに、いちいちスマホなりパソコンなりに接続しないといけないのが面倒な感じがする。受信機側にマイクON/OFFを操作する物理ボタンなりがあるとよかったと思う。

おわりに

動画撮影する際に、ワイヤレスマイクがあると便利かと思い、RODE WIRELESS MEを買ってみた。

カメラやスマホとの接続も簡単にできたし、手軽にワイヤレスマイクが使えるようになるというのは何気に便利だった。

パソコンに接続すれば、パソコンのマイクをワイヤレス化できるので、オンライン会議なんかでもつかえそう。

RODE WIRELESS MEでマイクを手軽にワイヤレス化でき、それでいてかなりクリアな音質で取れる。これが2.5万円くらいで買えるとなると、相当に優秀な方なのではないだろうか。

使える場面が多そうだし、活用していきたい。