早朝に雨から雪に変わり、日中は降り続け、そして降り積もった。
雨は夜明けすぐに雪へと変わった。そんなサイレントモーニング。
そのまま雪脚は強くなり、大粒の牡丹雪が降ってきた。
早朝には雨に濡れていた地面が、やがて白くなっていき、そのうち積もりはじめる。何cmか積もるまで、それほど時間はかからなかった。

昼を過ぎてからは雪の粒が小さくなってきたけど、それでも降り続ける。
珍しく、昼間から除雪機が稼働し始めたようで、重機のエンジン音や、道路上の雪をかき集めるガリガリという音が聞こえてきた。
そのくらい積もっているってことか。部屋の中でぬくぬくと仕事をしていると、雪が降っているのを忘れてしまう。

シンシンと降る雪がどんどん溜まっていく。ブランコの座席には子どもが座っているかのようだ。
部屋で仕事を続けていたら、いつからか庭が騒がしくなった。
子どもたちが帰ってきて、庭で雪遊びをはじめたようだ。奥さんは積もった雪を集めていた。
私の仕事が終わる頃、あたりが暗くなり、寒くなっても、子どもたちは庭で遊んでいた。元気なものだ。もう雪は止んでいるようだった。
それにしても、このあたりで、朝に雪が降り始めて、そのまま日中だけでここまで積もったのも珍しい。
今シーズンは雪かきをしないで過ごせるかと思っていたら、そんなわけもなく、3月になってドカッと来たのだった。