コーチングをメタ認知の観点で解釈するのもよさそう。実践と理論が紐付いてきて面白い。
放送大学で「教育・学校心理学」という科目を履修している。
この科目を学習している中で、「メタ認知」に関して扱っている単元があった。
ここではメタ認知に関する詳細な説明はしないけど、コーチングでやっていることをメタ認知の観点で説明することができるな、とピンときたのが面白かった。
例えば、コーチングでは「現状を明確にする」のだが、これはメタ認知的活動の中の「モニタリング」をしているのであり、どうやって目標を実現するかを考えるのは「制御」に相当するだろう。
クライアントさんは、この「モニタリング」や「制御」と行ったメタ認知的活動を行うための、メタ認知的知識を持ってないか、有効に活用できていないから、コーチはメタ認知的知識を補完することをしている。
クライアントさんが持っているメタ認知的知識を現状に適用できるかシミュレーションしてもらったり、アイデアの1つとしてメタ認知的知識を提供したりすることもある。
ある意味、コーチはクライアントさんにとってのメタ認知そのものなのかもしれない。
「メタ認知」というモデルと、コーチングでやっていることをリンクしてみると、また新しいアプローチ方法が出てきそうな感じもする。
これまで私が実践してきたことと、アカデミックな場で研究されてきた理論が結びついてくるのが面白い。
心理学について一度ガチで学んでみているところだが、こうして身になっている感じがするたびに、学びはじめた甲斐があったと思う。
特に認知心理学の分野をもっと学びたいと思うようになってきた。
2学期に履修する科目について、早くも考えはじめている。