放送大学「心理学統計法」を履修してどうだったか
放送大学の2022年度1学期に、「心理学統計法」を履修した。
単位認定試験を終えた今、履修してみてどうだったかを振り返ってみる。
まず、この科目をこのタイミングで履修しようと思ったのは、前学期に「心理学実験3」という面接授業を受けたのがキッカケだった。
その授業では、講師の言うままにExcelを操作して、統計解析をしたのだが、何をしているのだかほとんどわからなかった。これはイカンと思ったのだった。
授業を受けていて、心理学では「統計学の知見がめちゃくちゃ必要なんだ!」と思ったものだ。
「心理学統計法」全体の学習を終えてみての感想としては、普通に難しかったな、ということだ。
数学の知識を数年ぶりに引っ張り出しながら、授業を受け、テキストを読んでいった。
それでもよくわからなかったから、テキストのまとめノートを作ったり、授業を2回見たりしていた。今のところ、ここまで時間をかけた科目は他にない。
特に統計学の用語や定義が頭に入ってくるまでは、説明を聞いても理解が難しかったのだと、今にして思う。
よくわからないなりに学習を進めていると、あるところから、だんだん意味がわかるようになってきた気がする。
放送大学のテキストだけだとイメージがつかみにくかったので、市販の本も参考にした。
この「サクッとわかる ビジネス教養 統計学」は図表やイラストでイメージをつかめるように工夫されていて、わかりやすかったと思う。
そうやって、放送大学の教材や市販の書籍を参考にしながら、統計学について学んでいった。
今学期は面接授業の「心理学実験2」を受けており、統計学を学んでいたからか、前学期の実験に比べれば随分と見えているものが違った感じがした。
こうして心理学の実験で統計解析をしていて思ったのは、どうして日本では心理学が文系科目に分類されているんだろう?ということだった。
心理学という領域が人文系なのはそうなんだろうけど、理系出身の私としては、考えていることや、実験の過程を見ていると、理工学の研究と同じだと思う。心理学の成り立ちからすると、まさにそのとおりなんだろうけど。
なんとか学習してきたおかげで、テスト自体は全くわからないものはなかった。計算ミスとかしてるかもしれないけど・・・
数ヶ月の間、統計学を学んできたわけだが、まだまだ入り口に立ったところだという気がしてならない。
とはいえ、ひとまずはここまで学んできたことによって、次に心理学実験の授業を受けるときには、何をやっているのかがもう少しわかるようになっているのではなかろうか。多分。
統計学自体は何かと役に立つものだとわかったので、引き続き学んでみたい。