ファイル保管庫兼サーバーとして定着してくれた「UGREEN NASync DXP2800」
今年の秋にUGREEN NASync DXP2800を導入した。
これが今年一番、我が家のパソコン環境を変えてくれたアイテムだったと言えよう。
NAS + αな環境が構築できることを期待して導入しており、期待通りのものになったと思う。
ファイル保管庫として定着したし、サーバーとしても稼働している。

ファイル保管庫として
これまでファイル置き場はなんとなくクラウドだったりローカルだったりした。
GoogleドライブやOneDriveに置いておけば、サービス側でバックアップも取ってくれるし、便利だと使っていた。
ただ、動画のようなファイルサイズの大きなものを置いておくとすぐに容量がいっぱいになるし、写真も1枚1枚はそこまででもないが、数が増えるとやはり容量を食う。こういうものはなんとなくローカルにおいていたりしていた。
ローカルに置いているものはバックアップしてないから、壊れたらどうしようもなくなる。ここに悩みどころがあった。
そうした容量の問題とバックアップの問題が、このNASを導入したことで一気に解決した。
特に、これまでなんとなくローカルに置いていた、容量が大きくても、できるだけ安全に保管しておきたいファイルたち。これらも合わせてこのNASに集約できたことがよかった。
バックアップの点で言えば万全かと言われるとそうでもないが、ただ何の備えもなくローカルに置いてあるよりは遥かにマシだ。HDD2台のミラーリング構成にしたことで、ファイル置き場としての安心感は増えたと思う。
速度的な問題を感じることはほとんどない (動画ファイルを一気に転送するときくらいかな)。また、デスクトップやラップトップといった複数台の端末を使用していても、どこにファイルがあるかを意識しないでも使える点ではクラウドと変わらない。よって、使い勝手の面では大きく違いを感じることはない。
そして、NASに置いたファイルは、出張先でも普通に見れるというのもクラウドと大きくは変わりないのでよかった。
そんな感じで、なんとなくクラウドやローカルで保管していたファイルが、このNASというファイル保管庫に集約できたことで、「このファイルはどこに置くか?」という悩みどころが減った。
サーバーとして
これまでミニPCをLinuxサーバーにして使っていた部分を、このNASに集約することができた。
これが +α として期待していた部分であり、期待通りに動いてくれている。
Linuxサーバーで稼働していたデータベースサーバーやソースコード管理サービス (Gitea)が、今ではNAS上のDockerで稼働していて、これまでと同じように使えている。
そして、これらのサーバーのデータはそのままNASでバックアップしているから、これまでより堅牢になった。
また、Nextcloud (ローカルクラウドストレージ)やPhotoPrism (写真閲覧サービス)は稼働をやめて、NASの標準機能で賄うことにした。UGREEN NASアプリを使えばPCローカルとNASでクラウドストレージのように同期できるし、標準アプリに写真アプリがあり、これを使えば写真の管理もできてしまうのだ。
おかげで、自分で構築してメンテしていたサービスが減ったから、Linuxサーバーで実現していた機能が縮退し、メンテが楽になったという点でも省力化できた。
このNASがミニPCみたいなもので、こうした使い方ができるのもよかった。
なお、役割を終えたミニPCはなくしてしまってもいいんだけど、なんとなくおもちゃというのは捨てにくいもので、今でも遊び場として残っている。
おわりに
NAS+αな環境があると便利なんじゃないかと期待して、UGREEN NASync DXP2800を導入した。
今ではファイル保管庫 兼 サーバーとして絶賛稼働中だ。期待通りである。
本体とNAS用HDD2台ということで、それなりの投資になったけど、いろいろな悩みが減ったのでよかったかな。
このNASのおかげで我が家のパソコン環境がまたちょっと快適になったのであった。







