ダイニチの石油ファンヒーターで換気エラーが多発。センサーを磨いて様子を見る
このところ灯油ファンヒーターにて換気エラーが多発するようになった。
早朝のような寒いときほど換気エラーを訴え、ストライキを起こす (消えてしまう)のだ。
いや、寒いときほど動かないという暖房器具の存在意義は・・・?と思ってしまう。
ダイニチ ブルーヒーターが換気エラーとのたまう
スト実行者はこのダイニチのブルーヒーターFW-3714LXである。

型番4桁の数字のうち、下2桁はどうも製造年月を表しているらしく、2014年製なのだろう。10年以上前の製品にはなるが、型落ち品で買ったから稼働年月で言えばもう数年は短い。
去年も同じ様に燃焼エラーをボヤいており、それでもだましだまし使い切ったのだが・・・いよいよダメっぽい状況になってきた。
燃焼エラーどころか「HHH」と表示されるようになり、修理に出せというのだ。下手すりゃ電源入れて数秒で落ちるくらいで。
でも正直、この15畳を超える空間で、しかも古民家らしく隙間だらけな部屋で、たかが数秒ファンヒーターを動かしたくらいで、不完全燃焼を起こすほど酸素を消費し切るはずがない。これはセンサーが異常なんだと思われる。
どうしたものかと先人の知恵を拝借すべく、Google先生にお尋ねしたところ、換気エラーが多発するのはセンサーにシリコンが付着している状態で、そのセンサーからシリコンを除去してやればいいという情報にいくつも行き当たる。
シリコンが付着する原因はヘアケア用品などの使用によるらしいのだが、原因はともかく今は対処が必要なのだ。
ぶっちゃけそろそろ買い替えどきなのかもしれないんだけど、ダメ元で、ちょっくら、そのセンサーからシリコンを除去するという手術をやってみることにした。
もちろん動作保証外になるし、全ては自己責任だ。よってこの記事は参考にしてはならない。何らかの異常が起こっても、当方は一切責任は取らない。
蓋を空けて燃焼口にアクセスする
まずは前面の蓋を開ける。下方にあるネジ2本を外せば、前面の蓋を開けることができた。

今回、オペの対象となる燃焼口は、写真の枠で囲っている部分だ。右半分は灯油タンクが入っている部分で、左側が燃焼機構になる。
流石に表の蓋なんて空けたことがないから、すごいホコリだらけである。まあ、ホコリは今は置いておいて。
手を怪我しないよう、ここからは手袋を装着して作業する。

燃焼口の蓋は、ネジ2本を外し、蓋を引っ掛けているツメを起こしてやれば外せた。
ツメは90度折り曲げているだけだから、それを180度に (要はまっすぐに)してやる。ツメを折らないように注意。
燃焼口の蓋は上部分が中で引っかかっているみたいだから、ちょっと上に持ち上げてから引き抜くと外れた。

いよいよ燃焼口にご対面だ。

燃焼口を拡大したところ。右側の折れ曲がっているやつが患部のセンサー。この表面に白くこびりついているのがシリコンらしい。
こいつをなんとか剥がせばいいとのことで・・・

我が家にあった紙ヤスリ #150を使ってみた。作業して思ったが、こいつでやれなくもないんだけど、もうちょっと便利なものを使った方が作業は楽になるだろう。真鍮ブラシとか。
下の網目の中に、削り取ったものが入らないよう、紙を差し込んでから作業した。
センサーを折っちゃうと元も子もないので、できるだけ負担をかけないよう、慎重にヤスリがけしていく。

途中途中で様子を見ながらやったら、結局10~15分くらい磨いていたようだ。センサーについていた白いのが少しは減ったと思う。
これで少しはマシになったことだろう。ということで、オペはこのくらいにして蓋を閉めていったのだった。
おわりに
ダイニチのブルーヒーターが即座に換気エラーを訴えて止まるようになったので、対処法としてセンサーを磨いてみた。
そもそも換気が必要だとは思えないところでの換気エラー多発だったので、こいつはセンサーが過剰反応しているんじゃないか、という仮説からの実証実験である。
センサーを磨いてやったら、ひとまずエラーは出なくなったようなんだけど、これで本当によかったのかはわからない。しばらくは様子見しようと思う。






