「GnuCash」でキャッシュフローを管理する。複数の銀行口座の入出金や残高を管理し、資金ショートしないように
長年、キャッシュフローをうまく管理する方法を模索している。
キャッシュフローというと大げさなのかもしれないのだが、要は、
- いつ
- どの銀行口座に
- いくらあればいいか
を管理したいと思っていて、長年うまいやり方を考えている。
銀行口座の入出金と残高を管理したい
銀行の引き落としのある日や振込みをする日に、その銀行の預金残高がちゃんとあることをあらかじめ確認しておき、足りなければどこか別の銀行から持ってくるといった操作を計画的にやりたいと思っている。
これは法人の口座もそうだし、個人の口座もそう。預金総額としては足りていたとしても、しかるべき口座に、その日に使われる額面を配置しておかなければ意味がない。法人、個人それぞれで2~3口座ずつあれば、そうしたお金の流れを押さえておかないとショートしてしまうのだ。
だったら銀行口座を1つにまとめればいいじゃんという話もあるんだけど、色々あって今の形に落ち着いていて、しばらくは口座を整理するつもりはないので、この手は使わない。
これまで銀行口座ごとのお金の流れは、昔はExcelで管理していて、そのうちGoogle SpreadSheetに移り、フォーマットを変えるなどしながら、最終的には自分で専用のアプリを作るに至っている。
専用のアプリは自分で作ったこともあって重宝しているのだが、いかんせん、もう開発を続けたいという欲求がなくなってしまっている。もうちょっとやりたいことがあるんだけどなぁ。
今でもそのアプリで運用していて、そこまで困ってないんだけど、何か他にいいものないかなぁと探していたところ、これは使えるかも?と思うものを見つけた。
GnuCashというかなり老舗のアプリである。
GnuCashを掘り当てる
メインマシンのOSをWindowsからCashyOS (Arch Linux系のディストリビューション)に変えたことで、私の中でアプリの探し方が変わっている。
膨大なpacmanのパッケージの中から探したり、AURから探したりするという、Arch Linux系のお作法を取るようになったので、これまでWindowsを使っていたときとはアプリの探し方からして違うのだ。
そのお陰か、今まで見向きもしなかったGnuCashというアプリを掘り当てることができた。
老舗アプリなだけあって、名前だけはずいぶん昔から知っていた。というか、見つけ出して思い出した。そういえばこういうのあったなぁ、と。
今でもたまにバージョンアップしているみたいで、昨年2025年末にバージョン5になったそうだ。
GnuCashは複式簿記にも対応したオープンソースのフリーウェアで、WindowsにもLinuxにも対応している。どちらも使う私には都合がよさそうだ。個人事業主の会計くらいなら、その気になればやれそうな感じ。もちろん、家計簿をつけるくらいは造作もない。むしろオーバースペックか。
これなら私がやりたかったことができそうな感じがしたので、ちょっと入力してみることにした。
入出金や残高を管理する
そうして入出金を入力したのがこちら。ぼかしが入っているけど、縦の列を見れば何をしているかは大体わかるだろう。多分。

最初はどう入力すればよいかちょっと考えないといけなかったが、慣れてくるとホイホイ入力できた。
いついくら入金があって、いついくら出金があって、その日の残高がいくらになる、というのが銀行口座ごとにシミュレーションできることを確認。そうそう、こういうことがしたかったのだ。
勘定科目はあまり頑張って使っていない。事業会計のようなしっかりした仕訳帳を作りたいわけではなく、入出金の流れがつかめればよいので。ほとんどが「経費:その他」や「収益:その他」だったりする。キャッシュフローを追うにはこれで十分だ。
仕訳の予約ができる「取引予約」という機能があり、これも求めている機能だった。毎月引き落としがあるものは取引予約を設定してやれば、来月からは毎月勝手に仕訳が作られるようになる。これこれ、これがやりたかった。
銀行口座の入出金を管理したいのだから、仕訳の大部分がクレジットカードの引き落としなど、日程が決まっているものになってくる。そのため、最初に頑張って取引予約を作っておけば、毎月の作業としては、引き落とされる金額が分かり次第、取引予約によって作られた仕訳に金額を入力することが大部分となる。たまに予定外の入出金があるが、それは都度入力すればいいだろう。
データはxml形式で保存できるから、クラウドストレージを使ってやれば、Linuxで作業したファイルを使って、Windowsで作業を継続することもシームレスにできる。よき。
長年、私が苦心していたことは、すでに実現されていたのだった・・・
まあ、色々やっているうちに、私は何をやりたいかがわかってきたわけで。おかげでこのGnuCashを使えばやりたいことができそうだとわかったのだから、無駄足ではなかった。と思いたい。
おわりに
複数の銀行口座の入出金や残高管理をしたいと長年考えていて、GnuCashという老舗アプリにたどり着いた。
最初は若干、操作しづらいなぁと思ったし、見た目がレガシーな感じでちょっとげんなりはしたけど、必要な機能はそろっているし、使うことはできそうだ。
なお、複式簿記の考え方を前知識として知っておかないと設定が難しいところもあると思う。長年、ガッツリ事業会計を付けてきた私は困らなかったけど。
WindowsでもLinuxでも作業継続できることは確認したし、必要な機能も確認できたし。キャッシュフローを追いかける業務は、このGnuCashで賄うことができそうだ。








