「つみたてNISA」口座を開設するにあたり、気になって調べたこと
ふと「つみたてNISA」の口座を作ろうと思い立った。
その理由についてはまた改めて書くとして、、、
いざ「つみたてNISA」をやるとなると、細かいところはわかってない感じがしたので、気になるところを調べてみた。
まず、ざっくりわかっていることとしては、
- 1年の区切りで、決まった金額まで投資できて、その運用益は非課税になる。年をまたいで金額枠の繰越はできない。
- 投資信託が売買できる (株は売り買いできない)
- 同時期に1人1つしか口座は持てない (1つの金融機関で、「NISA」もしくは「つみたてNISA」のいずれか1つ)
- 何年か後 (20年後くらい)に口座は解約される
あたりだった。
私がこの制度の中で気になっていることは、要はやめたいときにやめて、違う手が打てるのか、ということだ。
そこで、私は「NISA」か「つみたてNISA」かでいうと「つみたてNISA」ではじめることは決めているので、まずはある金融機関で「つみたてNISA」の口座を作ってから、その後どういうことができるのか、という観点で調べることにした。
例えば、
- 投資したお金はいつでも引き出せる?
- NISAとつみたてNISAは切り替えできる?
- 金融機関の変更はできる?
- 切り替えしたら購入済の投資信託は移管できるのか?
- 定期的に一定額を投入しなくちゃいけない? (つみたて、ってあるし)
といったあたりがどうなっているのかな?が気になりポイントだった。
投資したお金はいつでも引き出せる?
投資したお金が引き出せるようになるには、(確定拠出年金iDeCoのように)ある年齢にならないとダメとか、一定期間はダメとかあるのかな、という疑問。
どうやらそういうことはなさそう。
普通に投資信託を売り買いするのと同じで、売却して現金化したら引き出せる。
利益が出ても非課税なだけで、流動性に関しては普通に投資信託を売買するのと変わりないようだ。
「NISA」と「つみたてNISA」は切り替えできる?
「NISA」または「つみたてNISA」いずれか1口座しかもてないというので、どっちかを作ったが最後、ずっと作った方で続けないといけないのか、という疑問。
結論としては、切り替えはできるが、年1回だけ、しかも9月中に申請しなければならない、と言うことらしい。あと、その年に1円も投資してないという条件も加わる。
つまり、その年の早いうちに変えないなら、口座を死蔵するようなものなのでもったいない。
ただ、最初に「つみたてNISA」ではじめて、どこかで「NISA」に変えることはできることがわかった。
金融機関は変更できる?
1人1口座と決まっているため、複数の金融機関で口座をつくることはできない。
じゃあ、最初に作った金融機関が嫌になったとか、他の金融機関がよくなったときに抜け出せるのか、という疑問。
これも「NISA」と「つみたてNISA」の切り替えと同じで、年1回、毎年9月までに申請すれば乗り換えできるらしい。こちらも、その年に1円も投資してないという条件付き。
切り替えしたら購入済の投資信託は移管できるのか
これは全部で4パターンあって、
- 「NISA」を「つみたてNISA」に切り替え
- 金融機関を変更
の組合せになる。
つまり、
- A社NISA→A社つみたてNISA
- A社NISA→B社NISA
- A社つみたてNISA→B社NISA
- A社つみたてNISA→B社NつみたてISA
だ。
何となく、つみたてNISAはNISAより取り扱い商品が少ない (株は買えないし)し、非課税期間が違うので、ここの切り替えはできない気がする。
金融機関をまたいでNISAからNISA、つみたてNISAからつみたてNISAなら行けるんじゃないか?普通の株の取引でもいけるし。
とか思っていたのだけれど、そういうものでもないらしい。
結論としては、どの場合も移管することはできない。
ただ、基本的な考え方がわかっていればよいみたい。
つまり、それぞれの商品の購入から5年 (NISA)ないし20年 (つみたてNISA)の間は非課税、というのがNISAの特徴。
だから、金融機関の変更やNISA/つみたてNISAの切り替えと、商品の保有というのは別に考えればよいようだ。
切り替えをしたとしても、商品を保有し続けることはできるので、5年ないし20年の非課税期間の間に売却するか、課税口座に移すことになるだけ。
もちろん、口座を切り替えたあとに、前の口座での新規投資はできない。
定期的に一定額を投入しなくちゃいけない? (つみたて、ってあるし)
つみたてNISAは「つみたて」とあるとおり、一定額を定期的に積み上げていくという縛りがあるのか、という疑問。
これはそのとおりで、定期的に一定額の買付を行う必要があるらしい。
どのくらいの期間でいくらから投資できる、というのは金融機関によって違うので、自分が開設する口座でどうなっているのかを確認するのがよさそうだ。
まとめると
私が懸念していたことはだいたいクリアになったし、ほぼ予想どおりだったので、「つみたてNISA」口座を開設してもよさそうだ。
なお、免責事項として、本文中の内容は私が調べて私が理解した内容なので、正解かと言われると私は責任がとれないし、とる立場にもない。
「NISA」にせよ「つみたてNISA」にせよ、興味がある人は自分で調べて納得してからはじめてほしい。
最後に、色々調べる中で、以下のページがわかりやすかったので紹介しておく。