自動車税種別割をモバイルレジで納付しようとしたら、思わぬところでハマる。手軽に使えるサービスのハズが酷くユーザ体験を損なってしまった事例

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ゴールデンウィーク終了後の憂鬱は人によっていくつかあると思うが、私にとってはその一つが自動車税の納付だったりする。

いや、別に納めないという話ではない。納税はするんだ。まあ、この税目の意図や意義、額面に納得するかは別の話としてね。

自動車税の納付

今年もしっかり、ちゃっかり、自動車税を納付のための書類が届いた。正式には自動車税種別割かな。

こういうものはササッと処理してしまうに限る。

昨年から、当社がメインバンクとして使っている住信SBIネット銀行がPay-easyに対応してくれたおかげで、オンライン納付できるようになった。

車検の際に納税証明書を出す必要がなくなったことだし、家にいながら手軽に納付したので問題がないっていうのは本当にありがたい。今年もこの形で納付しよう。まあ、欲を言えば、地方税ならeLTAXじゃダメなの?あれだと用途がまた違うの?と思わないでもないが。

なお、住信SBIネット銀行がPay-easyに対応したというよりは、厳密に言うと、モバイルレジという公共料金の納付ができるサービスに、住信SBIネット銀行が対応したと言ったらよいのだろうか。

実際の納付手続きは、住信SBIネット銀行のアプリからではなく、モバイルレジから行うことになる。

昨年も同じようにやったし、今年はさらにすんなり行けるだろう。

とか思っていたんだけど、今年は今年でハマってしまった。

というのも、モバイルレジで納付するにあたり、県税から送られてきた納付書をスマホのカメラで撮影し、その写真ファイルをブラウザからアップするようになっているのだが・・・

ここでまさかのハマりポイント。

最初はどうして次の画面にいかないのかと悩んでいたのだけれど、エラー表示を見つけ、愕然としてしまった。

どうやら、アップロードする写真のサイズは5MB以下でないといけないらしい。

スマホのカメラで撮った写真が何MBあるかなんてそんなに気にしてなかったし、5MBを超えるというのも驚くことかもしれないが・・・そうは言っても、スマホのカメラで撮った写真の容量なんて勝手に決まるわけで。カメラの設定を見たけど、解像度を下げるような設定とかなかったし・・・

どうやら私のスマホ (Pixel 9a)では、一発でモバイルレジの手続きを通すことができないらしい。もしかしたら写真を撮り直しているうちに5MB以下の写真が撮れるのかもしれないが・・・どういう条件で容量が減るかわからないしなぁ。

結局、撮った写真を加工して、必要な部分だけ切り抜きした写真をアップロードすることで、エラーは解消することができた。

スマホで簡単に手続きできるんですよ~、というのが売りっぽいモバイルレジが、えらく面倒くさいものになってしまったものだ。

スマホで撮った写真をサッと上げてパッと処理できると思いきや、写真を加工するなんて手間が入るなんて。

サービス側でアップロードするファイルの容量を絞っていることが原因で、ユーザ体験が激減してしまうという事象に、ワタクシ、胸が熱くなってしまいました。

私のスマホでこういう状況だったわけだし、この先、更にスマホのカメラが高性能化することで、むしろ使えなくなるサービスが出てくるってことかもしれないなぁ・・・

スマホで手軽に、を打ち出しているサービスが、まさかこんな要因で使い物にならなくなっていくのだとしたら、アホらしいものだ。

この手のコンピュータシステムを作る業界にいる末端の1人として、スマホのカメラで撮った写真を使うサービスを構築するなら、アップロードする写真の容量をギリギリまで絞ると問題が起こるな、と気づかされる事例となったのだった。

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