東横インとアパホテルを完全な主観により比較してみた
先日、首都圏に出張したときに、東横インとアパホテルに宿泊した。
いずれも宿泊特化型ホテルの雄であり、都内の大きな駅の近くにはだいたいどっちかある感じがする。
両社のホテルに連続で泊まったこともあって、両社の比較をしてみようと思う。
なお、完全に私の主観による比較であり、結論から言うと東横インの方が私の肌に合うと思っているから、そのつもりで読んでもらえばいいだろう。
印象
いずれのホテルも、私の中の印象としてはこんな感じだ。
アパホテルはゴージャスでラグジュアリー。
東横インは普通で庶民的。
この印象の部分が私の中では大きな影響を出している。
庶民的な私としては、アパホテルはなんとなく居心地が悪くて、東横インの方が馴染むのだ。
なお、東横インは普通で庶民的としているが、それでも上等な方だと思う。
これまで国内の大きな都市で百泊以上はホテルに滞在したことがあり、色々なビジネスホテルに泊まったものだ。狭くて薄暗いとか、なんか汚いとか、そういうところもあったりする。
そんな中で、東横インはどこで利用してもかなりきれいな部類の感じがする。当たり前のことなんだけど、これがしっかりしている印象だ。普通に感じるって、実はすごいことをしているのである。あなたも、自分の部屋が毎日普通にキレイか?と思い返してみるといい。
あとは、どちらのホテルも泊まっていくには十分な設備を有していて、そこまで不満を感じることは少ない印象。
だから、どっちに泊まってもそれほどハズレだったと思うことはない。
部屋の設備
アパホテル、東横インとも、部屋の機能としては同程度のものが準備されていると思う。
宿泊に必要なものは十分に揃っている。ここは十分に研究されているのだろう。
機能面は同じくらいとしても、ゴージャスでラグジュアリーな感じがするのはもちろんアパホテルである。そういうのが好きな人にはたまらないのかもしれない。
アパホテルはエンタメにも力を入れているようで、VODが無料で使えたり、大画面テレビが壁に据え付けられていたりする。HDMI端子や電源などはベッドに集約していたりして、いっそのことベッドの上で1日過ごそうかという気分にもなる。
この点では、東横インはとにかく普通路線を貫いている感じがする。
大画面テレビはあるし、広いデスクはある。必要な備品は揃っていて、過ごしていて困るところはない。
部屋のサイズ感はどちらもシングルなら似通ったものだろうか。
いずれもベッドが大きいが、個人的にはここまで大きくなくていいから、床面がほしい。Fit Boxingできないから。あと、部屋にいるときはずっとベッドの上で過ごすわけではないから、部屋いっぱいのベッドでなくていい。
まあ、宿泊特化型ホテルだし、寝るために行くのだと思えば、ベッドの環境がいいというのは間違いではないのだけれど。
価格
価格は東横インの方がわかりやすい。いつでも、どこに行っても、シングルならだいたい8,000円くらいという価格帯の維持を徹底している。
アパホテルは東横インの2倍の値付けがされていて、それより安く設定されている日もある感じだ。
それこそ、土曜日のアパホテルは高すぎて泊まる気になれないけど、日曜日のアパホテルはリーズナブルで使ってみようと思える。
これも私の印象だけど、アパホテルは売上を追い求めて貪欲な感じで、東横インはあまりそういう匂いはしない。その辺が価格設定に現れている感じがする。
また、東横インは学割もあって、はじめて使ってみたときは驚いた。3泊朝食付きで2万円しなかった。学割だと1泊7,000円を切ってくるからすごい。
おわりに
首都圏に出張した際、東横インに宿泊した翌日、移動してアパホテルに宿泊したので、いくつかの観点で比較してみた。
どちらのホテルも寝泊まりするのに必要な設備は十分に揃っていて、快適に過ごせるようになっていると思う。
あえて優劣をつけるとしたら、私の庶民的な肌感と懐具合からすると東横インの方が性に合っているかな、と言ったところ。
これは東横インのコンセプトが「駅前旅館の鉄筋版」であり、そのことを忠実に守っているからだと思う。私は高級ホテルより老舗旅館の方が好きなのだ。だから東横インの方が性に合っているのだろう。
とはいえ、アパホテルもダメじゃなくて、立地の面でそちらの方が条件がよければ利用している。特に上野駅。北陸新幹線ユーザである私からすると、上野駅は重要な拠点だ。ただ、そこにはアパホテルが乱立しているが、東横インはひとつもない。だから上野駅ではアパホテル一択だ。
そんな感じで、今のところ上野駅はアパホテルで、あとは東横インを使うというパターンになりつつある。他のホテルだってもちろん使うけど、めぼしいのがなければ東横インでいいやと思うくらいにはなってしまっている。
結局、東横インをヨイショしてしまった感はあるが、これからも出張するときは、シチュエーションによって両社のホテルにはお世話になることだろう。快適な宿泊体験をこれからも提供してほしい。