早朝に庭で朝ごはんを食べて、神社にお参りをする。気持ちのよい、ゆっくりとした朝を過ごす贅沢。
朝は子どもらが騒いでいて目が覚めた。多分、5時半くらいだったと思う。
子どもらは起き抜けに騒ぐし、それを母親が怒るしで、彼らが起きてしまったら、私はもう寝ていられないようだ。
早起きしたことだし、みんなで庭で朝ごはんを食べたら気持ちいいんじゃないかと思い立ち、早速、倉庫から机や椅子を取り出してきた。
あとは昨日のうちに買ってきておいたパンなどを並べれば、簡単な朝食会場になる。
そろそろ子どもらはビール瓶のケースをひっくり返したものじゃなくて、椅子を買ってやろうかと思っている。
今朝は涼しくて、というかむしろ肌寒いくらいだった。
上の娘なんてくしゃみをしては鼻水を垂らしていたし。彼女はここ数日、調子が悪いのだ。
それぞれが思い思いにパンを食べ、各自のドリンクを飲みながら、朝食とする。
そうして好きなように食べたら、子どもらは倉庫から自転車などを引っ張り出して遊びはじめる。
これも外でご飯を食べたときの定番だ。
そんな子どもらを適当に相手しながら、親はご飯を食べてしまう。
その頃にはようやく日が差してきて、日向に行けば暖かいくらいだった。
日向を歩きながら、庭に咲いた花を見ていく。
何の花かはわからないけど、ちょうどいい具合に咲き乱れていて、きれいだ。
私が花を見ていると、子どもたちも寄ってきてあーだこーだ言い出す。
それからみんなで、家の裏にある神社にお参りに行った。
早朝に外で朝ごはんを食べて、そのまま神社にお参りすると、なんだかずいぶんと気持ちがいい。
みんなでお参りをして、家に帰ったら、子どもたちは遊びはじめ、私は庭の畑に植えているニンジンの水やりをする。
それから、プランターに植えているゴーヤの水やりもした。
ここまでやっても8時にはなってなかったと思う。
こんなふうにして、実に気持ちのよい、ゆっくりした朝の時間を過ごしたのだった。
ようやく、高原の夏という感じになってきた気がする。