「信州・御代田龍神まつり」4年ぶりに開催される町内のお祭りに行ってきた
信州・御代田龍神まつりに行ってきた。
龍神まつりはここ数年は新型コロナを配慮して開催されなかったり、一部の催しだけ関係者だけでやったりという状態で、4年ぶりの通常開催となった。
せっかくだし子どもたちを連れて行ってやりたいと思っていて、日が落ちて涼しくなってくるくらいの時間になってから会場に行ってみることにした。
なお、長女は数日前から体調を崩しているので、奥さんとお留守番。私は長男と次女を連れてお祭りに行ってきたのだった。
3歳の娘からするとはじめてのお祭りである。何せ、4年ぶりなのだから。
会場へは、町内に何箇所か設けられた臨時駐車場に車を停めて、そこからシャトルバスで会場の近くまで乗り入れることにした。
次女は何気にバスに乗るのすら人生初の出来事だ。
それでも一応、バス自体は知ってるそうで、テレビやゲームで見たことがあるとは言っていた。実際に乗ってみてどうだったんだろう。
でっかい車だろ?と言ったら「うん」と言ってたけど。
シャトルバスは中学校の駐車場で降車し、そこからちょっと歩くとお祭り会場だ。
龍神まつりは、龍神公園から御代田駅までの通りを通行止めにして開催され、この道路沿いに屋台がならぶ。
ひとまず、龍神公園から駅までの道のりを、屋台を眺めながら人混みに紛れて歩いていく。
次女は生まれたときからコロナとともにあったから、多分こんな人混みを歩くのも人生初体験だと思う。
駅にたどり着いたところで、ちょうど駅前広場で龍神の舞が行われているタイミングだったから、次女を肩車して舞を見届けた。
次女は肩車が怖いみたいで、私の顔を抱えるようにして持つので首が痛かった。
龍神の舞は数年前に撮影したものがあったので、参考までに載せておく。
龍神の舞が一通り終わったところで、来た道を戻りながら屋台巡りをする。
たこ焼きを買って食べ、唐揚げを買って食べとしていると、次女が「喉が乾いたので水がほしい」と言うのだけれど、屋台にはそんな都合のいいものがなく、仕方がないからパイン串やかき氷で喉を潤してもらおうとしたんだけど、全然足りなかったようだ。
お酒はちょくちょく販売してたんだけど、普通の水が手に入らなかった。ジュースの屋台も2、3あったけど、どこも込みすぎだった。おそらく会場全体で水分不足だったのではなかろうか。
息子は道すがら学校の友達と遭遇してはちょっと遊んでいた。さすがに小学生くらいになると、こういうところで知り合いに会うようになるものだろう。
屋台はほとんどが食べ物の屋台で、焼きそば、たこ焼き、ポテト、お好み焼き、唐揚げという感じだった。これが何度か繰り返される感じ。道路沿いにはタイ料理屋さんとかあるから、ちょっと変わったものもあったけど。
そんな中で、1軒だけ射的があった。
息子は猛烈にこの射的をやってみたいようで、せっかくだからやらせてみることにした。
同じようなことを考えている人は多いもので、すごい行列になっていて、10分待っても出番が来なかった。どんなアトラクションだ。
長男ははしゃぎながらも待っていて、次女は待ちくたびれて水が飲みたいと言いながら若干ぐったりしていた。
そうして、ようやく息子の出番となる。
それっぽく構えて、よく狙いをつけて打ってみるも、なかなか当たらないもので、1回は当たったにしても景品が倒れることはなかった。まあ、こういうものだという体験ができたならよかったのではなかろうか。
結局、景品はもらうことができなかったけど、ちょっとは楽しんでもらえたらしい。これならもう少し遊ばせてやってもよかったかな。
この射的は龍神公園のあたりにあったので、そのまま龍神公園に入っていくと、そこには龍神がいた。
龍神には「甲賀三郎」という伝承に基づいた名前がついている。
この名前には由来があるのだけれど、その辺のうんちくはおいておこう。詳しくは町内にある真楽寺に行くべし。
龍神には口から火を噴くギミックが仕込まれていて、そのためのガスボンベも喉?のあたりにある。
この頭だけで数百キロあるそうで、これを10人以上でエッサホイサと担いで走り回るのだ。全長が何mだったか忘れたけど、日本一長いと言われている。
ちなみに、甲賀三郎は男性が担ぐようになっていて、女性が担ぐ龍神「舞姫」もある。こちらのほうが甲賀三郎より軽く作られているそうだ。
あとは小学生らが持てるくらいの小さい龍神もある。
これらの龍神は、お祭りの最後の舞に向けてここに鎮座している。言うなれば龍神まつりの記念撮影ポイントなのである。
龍神を眺めたところで次女に帰るか聞いたら、もう満足したのか帰ると言っていたから、帰ることにした。まだまだ龍神まつりは続くけど、流石にこのまま最後まではいられない。すでに次女はぐったりしてきていたし。
帰りもシャトルバスを利用して、駐車場まで送ってもらったのであった。
シャトルバスに乗る前になんとか自販機でジュースを手に入れることができたから、子どもたちに渡しておいたらすぐにでも飲んでしまった。
よほど喉が乾いていたのだろう。
水筒を持っていこうかと思ってたんだけど、邪魔になるかと置いてきた。これなら持ってきた方がよかったかな。あるいは、スタート地点の近くにある自販機で買っておくか。
父は暑い中、子どもらを率いてお祭り会場を巡回したので、汗だくになっていた。のどが渇いて仕方がなく、でも帰りの運転があるからお祭り会場でビールを飲むわけにもいかなかった。だから今ビールを飲んだくるのは仕方がないことだろう。
そんな感じで、4年ぶりに開催された龍神まつりに、子どもたちを連れてフラッと行ってきたのだった。