Canon PowerShot V10をスキー場に持って行って、ゲレンデで滑走しながら撮影してみた

2024-02-21

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スキーの初滑りにCanon PowerShot V10を持って行ってみた。

Canon PowerShot V10

Canon PowerShot V10は昨年の夏に購入したものだが、きっとスキーのときにも役に立つだろうと思っていた。

実際にスキー場に持って行って、滑走中に撮影してみてどうだったかを紹介しよう。

スキー滑走中に撮影した実例

設定やらの細かいウンチクより、実例を見た方が雰囲気はつかめると思うので、まずは先に3例を以下に並べておく。

いずれもタイトルなどの若干の装飾はしているが、元データの調整は全くしていない。ノイズキャンセリングもしてないし、色の調整もしていない。ほぼ撮って出しだと思ってもらっていいだろう。

映像 (手ブレ補正機能)のレビュー

スキーをしているときはめちゃくちゃ揺れるので、手ぶれ補正機能は必須だ。

本機は手ぶれ補正機能がついていて、切/入/強の設定ができる。「切」は手ぶれ補正なし、「入」は手ぶれ補正あり、「強」は手ぶれ補正の強い版、である。

手ぶれ補正機能を使うと、クロップされて撮影範囲は狭まってしまうが、これは仕方ない。「入」より「強」の方がさらにクロップされる。

スキー滑走中の撮影は、雪面の状態などによる影響が大きく、かなり揺れるものだから、ここでは「強」にして撮影している。

また、映像はいずれもスキー滑走中に右手で持って撮影したものだ。ジンバルとかは使っていない。グローブを外して、素手で直接、本機を握って撮影している。だから寒かった。できるだけ手を動かさないようには頑張ってみた。

本機は画質の設定もできて、解像度は4K or フルHDで、fpsの調整や画質の調整 (軽量、標準)などできるようになっている。

ここではフルHD (1,920 x 1,080)の29.97fpsの標準画質で撮影している。私的にはド標準だと思う設定だ。

天気は良かったし、十分な光量で撮れたのではなかろうか。

総じて、手ブレの具合とか画質の雰囲気とかで見ても、映像としては一定の水準で撮れていると私には見える。

音声のレビュー

滑走中は風切り音 (シュゴー!)とか、スキー板が雪面を削る音 (シャー!)とかが発生する。

上の映像はノイズキャンセリングをしていないから、それらの音もそのまま入っている。

それでいて、私が喋っている声もいい具合に入っていると思う。特に大声は出してなくて、通常の会話程度の音量で喋っている。

カラオケをするときのように本機をマイクよろしく口に近づけているわけでもなく、右手で持って、自然な感じで前に出している状態だ。というのも、右手が口元に近すぎるとバランスが悪くなって、滑りにくくなるから、自然な位置に置いていると思ってほしい。だから、本機と口からの距離は20cm以上はあったかと。

滑走中の激しいノイズの中でも、私が呟いている声がこのくらいハッキリ拾えていると思うと、マイクはかなり優秀なのではないだろうか。

スマホより撮影しやすい!

撮影にあたっては、右手のグローブを外して、素手で本機を握りしめて滑走している。

そうして構えていると、右手の人差し指で録画ボタンを操作できるから、滑走中にでも撮影の開始/終了が容易にできる。

ストラップがついているのもよくて、手首にストラップをつけておけば、片手で操作するにあたっての安心感がある。

本機の下部には三脚などに固定するためのネジ穴もあるから、自撮り棒なんかに取り付けて撮影するのもいいかもしれない。もちろん、ジンバルに乗せるのもいいだろう。

これまでスマホでスキー滑走中に撮影してきたが、Canon PowerShot V10はさすが専用機というか、スマホで撮影するよりよっぽど使いやすいと思った。

スマホだと、ロック画面を解除して、カメラモードにして、動画モードにして、とかいう操作が必要だし、録画ボタンが画面の中にあったりするし (音量ボタンで撮影開始も可能だが)、走行中に操作するのはちょっと怖い。

その点、Canon PowerShot V10は電源ボタンをポチ、録画ボタンをポチ、の2アクションで撮影できるから楽ちんである。

また、板切れのような形状のスマホより、握り込めるようなずんぐり体型なCanon PowerShot V10の方が持ちやすいから、手持ちで撮影するにはいい。

あえていうと、本機は単焦点レンズでズームができないから、遠くのものを撮影するのは難しいといったところか。

とはいえ、スキー走行中にズームをいい具合に合わせて、その上でピントを合わせるなんて操作はミラーレスなどでも危なっかしい。走行中にそんなことをしちゃダメなのは車の運転と同じだ。

そう考えると、走行中にズームイン/アウトするような操作はまずしないわけで、単焦点でも問題ないと思う。ピンボケも特に見受けられないし、他の人を追っかけで撮影するにしても十分実用的かと。

おわりに

Canon PowerShot V10をスキー場に持って行って、スキー走行中に撮影してみた。

さすが専用機なだけあって、操作も簡単で撮影も簡単だった。それでいて映像も音声もそれなりのクオリティだったと思う。

画質の調整をすればもっとキレイに撮れるのかな?そのあたりは追って研究してみるのもいいだろう。

スキー走行中に手軽にスナップ撮影するには、Canon PowerShot V10はいい機材であることがわかった。

それなりに満足できるものが撮れるようなので、これからはスキー場でも活躍してもらうとしよう。

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Posted by junchan