セーラー万年筆 プロフットライトを購入。初めての金ペンにふさわしい一品か

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セーラーの万年筆「プロフィットライト」を新たに私のコレクションに迎え入れることにした。

セーラー万年筆

パイロットの万年筆「カクノ」によって万年筆に目覚めてからというもの、ずっとパイロット縛りで来た。メーカーが違うとカートリッジの規格が変わるし、メーカーごとにインクの在庫を抱えるのもなぁ、というのを躊躇していたからだ。

ただ、万年筆歴3年を超えてきて、いよいよ別の主要国産万年筆メーカーであるセーラーに手を出してみることにしたのだ。沼だ。そこには万年筆という沼があったのだ。

セーラーにしたのは、広島県のメーカーだから

なお、セーラーが気になっていたのは、広島県のメーカーだから。

私は出身としては愛媛県なのだが、最北端の島であって、文化圏的には広島県の文化の方が強いと思っている。なにせ隣の島は広島県だし、電気は中国電力だし、方言だって広島弁だ。天気予報は広島県の方が当たっていた気がするし、遊びに行くのも広島県側だった (三原市、尾道市、福山市、など)。

高校では愛媛本土にある学校に船で通ったものだが、現地では言葉の違いにはじまり、様々な文化の違いを感じたもので、どうも私の心の故郷は、文化圏的に言うと広島県なのかもしれない。

つまり、私にとって広島県の企業のものを買うのは、地元応援な気分になるのだ。

うん、話がズレた。

セーラー万年筆 プロフィットライトを選んだ理由

さて、そんなセーラーの中で1本目に選んだのは、プロフィットライトだった。Amaonで1万円ほどで買える金ペン (14K)で、パイロットの同格にあたりそうなカスタムなんちゃらに比べても割安感を感じたことが大きい。パイロットのものはだいたい1.6万円くらい〜だったか。

これまで金ペンはキャップレスデシモしか持ってなかったこともあり、そろそろ新しいものを買うなら、金ペンを増やしたいと思っていたところ。

そうしてAmazonや楽天で実売価格を見ていたところ、プロフィットライトのお値ごろ感に惹かれたのである。

プロフィットシリーズの中には、ライトの他にもスタンダードなどあるが、金ペンの中で一番手頃なものがライトだった。

あと、セーラーにはプロフェッショナルギアというシリーズもあり、こちらのほうが角ばっていてちょっとかっこいいと思ったんだけど、プロフィットシリーズより数千円高かった。

まあ、セーラー1本目だし?ニブが同じなら安い方で試せばよくね?とプロフィットライトに落ち着いたのだった。

いやー、今の時期に1万円くらいで買える金ペンの万年筆というと、これはこれで貴重なんじゃなかろうか。

セーラー万年筆 プロフィットライト

前置きが長くなった。そろそろ本体とご対面といこう。

メーカーのHPによると、正式名称は「プロフィット ライト 万年筆 ゴールドトリム」のようだ。手帳など小さい文字を書くのがメインなので、字幅は極細 (EF)としている。

セーラー万年筆 プロフットライト ゴールドトリム シャイニングブルー 極細EF

パッケージの中には、本体の他に黒インクのカートリッジが2本ついていた。

うん。そういう付属品があることなんて全然考えてもいなかった。ノーチェックだった。おかげでブルーブラックのカートリッジを合わせて買ってしまったではないか。インクも一緒に買わないとすぐ使えないじゃん!くらいのつもりで買ったのに。

まあ、もともとブルーブラック用に使おうと思って青い軸を選んだのだ。付属のカートリッジを使い切ってから、セーラーのブルーブラックを楽しむとしよう。

セーラー万年筆 プロフットライト ゴールドトリム シャイニングブルー 極細EF

青い軸の色名は「シャイニングブルー」らしく、ラメが入ってキラキラしている。なかなかこの色合いも気に入った。

あと、キャップについているフックや帯が金色なところが「ゴールドトリム」らしい。ここが銀色の「シルバートリム」もある。

セーラー万年筆 プロフットライト ゴールドトリム シャイニングブルー 極細EF タグ

タグには「FPプロフィットライト BE EF」とある。こういうのでも検索できるのかな?

セーラー万年筆 プロフットライト ゴールドトリム シャイニングブルー 極細EF

キャップを外して握ってみる。軸の長さは私の手にもちょうどいいくらいか。

なお、これまでキャップは嵌合式か、なんならキャップのないキャップレスしか使ってこなかったので、初のネジ式キャップである。なんか新鮮だ。いちいち取り出すのが面倒くさいかと思っていたが、そこまで気になるものではなかった。こういうのは使ってみないとわからないものだ。万年筆全体からするとこちらの方が主流なのだから、こいつで慣れていこう。

セーラー万年筆 プロフットライト ゴールドトリム シャイニングブルー 極細EF

キャップをお尻側につけて握ってみるとこんな感じ。これも悪くないな。

プロフィットライトはそこまで重量感がないし、キャップをした方が安定するかなぁ?この辺は使いながら確認していこう。

セーラー万年筆 プロフットライト ゴールドトリム シャイニングブルー 極細EF

首軸を外してみる。14Kのニブは、セーラーのマークが入っていてかっこいい。

セーラー万年筆 プロフットライト ゴールドトリム シャイニングブルー 極細EF 付属のカートリッジインク黒

付属のカートリッジ。色は黒。セーラーの標準的なカートリッジなんだろう。

ブルーブラックのカートリッジを勢い込んで買ってしまったが、まずは付属の黒から使っていくことにする。

セーラー万年筆 プロフットライト ゴールドトリム シャイニングブルー 極細EF 付属のカートリッジインク黒

首軸にカートリッジをブスッと差した。このくらい?これでいいのかな?ちゃんと刺さってる?これ以上頑張ると壊れる?とか、初めて差し込むときは力加減と刺さり具合がわからないのでちょっと心配になる。

しばらくするとインクがペン先まで補充され、書けるようになったから、ちゃんとカートリッジは収まるところに収まったようだ。

セーラー万年筆 プロフィットライトを試し書きする

せっかくなので、試しに軽く書いてみたところ、すぐに「できる子だ!」と思った。これは使いやすい。軸の角度とかほとんど悩むことなく書き始めることができた。

スラスラと書ける。ペン先はカクノに比べれば柔らかいと思うが、キャップレスデシモに比べると全然硬い気がする。前調べによるとセーラーは硬めという話もあったし、もしかしたらこのシャリシャリ書ける感じがプロフィットライトの書き心地なのかもしれない。

金ペン素人に近い私の感覚からしても、これなら金ペンの入門にもちょうどいいんじゃないかな。

ここまで優秀なら、1万円ほどで買えるうちに何本か買っておいてもいいんじゃないかと思えたんだけど、自重しておこう。他のものも気になるしね。

このくらいの価格帯になってくるとホイホイと買うことはないはずなので、大事に使っていく所存である。