Obsidianによるメモシステムを再考する。Notionから一部は移行開始している
このところ、メモシステムという視点でObsidianを見直している。

これまでは何でもNotionだったんだけど、次第にObsidianにメモが溜まるようになってきた。
何でもNotion!じゃなくなってきた
これまでメモシステムはNotionを使ってきた。かれこれ5年くらい使い続けていて、このサービスが日本で騒がれ始めた初期のころからお世話になっている。
すごく便利で使い勝手がよいと思ったので、それまで使っていたものをあっさりと脱却し、何でもメモはNotionに集めてきた。
今でもNotionは使い続けているし、便利だと思っているんだけど、機能がどんどん増えていくにしたがって、返って当初のシンプルさが減った感じがしている。便利になるのはよいことなのだけれど。
サービスとしても重たくなってきていると感じていて、さっと開いてぱっとメモを取るようなものではなくなってしまった印象だ。実際、クライアントアプリの起動は遅いし。
クライアントアプリはいつまで経ってもLinux版が出ないし。まあ、Webでアクセスしろって話なんだけど。
Obsidian 再考
そんな事情もあって、最近はさっとメモを取るならObsidian、となってきた。
起動は速いし、テキストファイルをMarkdownで編集するというシンプルさがいい。
Obsidianは、ある意味Markdown形式のテキストファイル郡を一覧化したツールみたいなものだと思っていて、とても使い勝手が良いと感じている。
私はメモを取るならMarkdownが便利だと思っていて、Notionを採用したのもMarkdownで書けたからというのが大きなポイントだったりする。
そして、ObsidianはあくまでMarkdown形式のテキストファイルを編集しているだけだから、最悪Obsidianが使えなくなったとしても、テキストファイルは残るのだから、他のツール (Visual Studio Codeとか)で引き続きファイル自体は活用できる。
もちろん、Obsidianはテキストファイルを編集するだけじゃなくて、リンクやバックリンク、タグといった便利な機能を搭載している。これらもMarkdownの枠組みで提供されているのだから素晴らしい。
Obsidianはテキストファイル間の関係性を重要視しているようで、この発想も私の中では気に入っている。
そもそも私はファイルと言えばプレーンテキストファイルが大好きで、Wordのようなバイナリファイルは得体が知れないしできれば扱いたくないくらいだ。Obsidianは基本的にプレーンテキストを扱う。このあたりもObsidianを気に入っているポイントだったりする。
Notionの便利さは享受しつつ、Obsidian比重が高まっていきそう
Notionは今でも便利だったりする。奥さんと2人で進めている共同プロジェクトの管理をするとか、出張計画を立てたりするとか、そういったものはこれからもNotionに残っていくだろう。
Linuxの設定やコードの切れ端といった技術メモはどんどんObsidianに移っていくだろう。この手のメモはMarkdownで書く風習が世の中的にも広まっているし、親和性が高い。
その他のメモもどんどんObsidianで作っていくと思う。
今のところ、図表が入ったほうがわかりやすいものはNotionかなーといった感じだが、テキストしかないような文書はObsidianになる気がしている。
もしかしたら、出張計画のようなNotionで運用してきたものも、シンプルにテキストで表現することにしてObsidianに移行していくかもしれない。
いずれにせよ、もはや「メモを書くなら何でもNotion!」から、多くのメモはObsidianに移行していき、Notionの方が表現しやすいものはNotionに残していくような形になりそうだ。
こうしたツールも、時流や自分のライフスタイル、趣味嗜好によって移り変わっていくのがいいだろう。






