「戸倉上山田温泉」2日目。温泉街をめぐるリアル謎解きゲームに1日掛かりで取り組んだ。
昨日、戸倉上山田温泉についたときにとあるポスターが目についた。
「戸倉上山田温泉 x リアル謎解きゲーム 温泉探偵団とまぼろしのレッドストーン」・・・だと!?
どうやら戸倉上山田温泉の街を歩き周りながら謎解きをしていき、「まぼろしのレッドストーン」を手に入れるゲームのようだ。2/23〜3/14の期間限定で開催しているようで、今日も参加できるからには、やってみるしかないだろう。
折しも息子は「レッドストーンを手に入れたい!」と意気込んでいたので、チャレンジしてみようということになった。
朝ごはんを食べて、温泉に浸かり、ちょっとゆっくりしてから (なにせ受付が10時からだったのだ)、スタート地点となる「千曲市総合観光会館」に向かう。
私たちがこの観光会館に向かう途中にも、走り回る子どもたちがいて、みんな一様に冊子を持っていた。
きっと彼ら/彼女らもこの謎に挑戦しているのだろう。
受付で500円を支払い、「謎解きキット (冊子、暗号シート、鉛筆)」を手に入れる。
この冊子に書かれている内容をもとに、謎解きをしていくという寸法だ。
言うなれば、温泉街を舞台としたオリエンテーリングといったところか。
まずは、母親と一緒に配られた冊子を読み込んでいく。
息子はひらがなとカタカナであればほぼ読めるし、それっぽい文字を書くこともできるレベルだから、時間をかければ読むことができる。
冊子の中には地図があり、これらの地点に行って、現地にある謎を解いていく。
各地点は飲食店や食糧品店など、地元のお店で、玄関先などに問題が貼られている。
それぞれのポイントでこの謎解きをしていく。
最初は簡単なものだったが、意外と難しい問題も入っていたりした。
息子だけでは解読が難しいものもあったりして (回答の中に漢字が入ってくると、ちょっと息子には難しい)、ヒントを出しながら一緒に問題を説いたところもあった。
どうしてもわからないときは、本ゲームの特設サイトにアクセスすれば、ヒントが書かれている。冊子にはQRコードがついていてそのコードを読み込んだら特設サイトにアクセスできるようになっている。
なんと手の混んだ作りなんだろう。
そういったヒントも適宜参照しながら謎解きをしていくと、指定の場所で新しいマップが手に入ったり、新しい指示書が出てきたりする。本当に手が込んでいる。
3月初旬の曇り空で、風がビュービュー吹いていたからか、街中とはいえ屋外を歩いていたらめっぽう寒かった。
疲れてきたら、温泉街らしく足湯もあったりするから、一休みがてら暖を取ることができるのもいい。
こうして戸倉上山田温泉の各所をぐるっとめぐり、すべての謎を解き終えたら、スタート地点であった「千曲市総合観光会館」にて最後の呪文を伝える。
10時過ぎにはじめた冒険は、15時を過ぎて幕を閉じた。結局、丸1日かかってしまったけど、やってみてよかったと素直に思う。
なんとなく温泉に行こうということで、初めてやってきた戸倉上山田温泉だったが、このフィールドワークにより随分と温泉街の土地に明るくなった気がする。
温泉街の各所を巡ることや、謎解きの難易度、そして伏線の巡らせ方など、本当によく練られていて、感動すら覚えるほどのクオリティだった。かなり面白かった。
街全体をマップにしてこれを考えた人はすごいな、と正直に思う。
息子がプレイしているようで、実際は両親とも結構のめり込んでプレイしていた。
2泊3日の中日で、1日中過ごせる日にこのゲームにチャレンジしたのもいい選択だっただろう。意外とボリュームがあったから。
おかげで子どもたちはクタクタになって、夜はあっさり寝付いてくれたし。
ぶっちゃけ、それに付き合った私もかなり疲れた。こんなに歩き回ったのは本当に久しぶりのことだったし。
街のことを知ってもらうには、街をフィールドにした体験型のゲームにしてしまうのはとてもよい方法だと思った。この体験はどこかで活かせるかもしれない。
今日はぐっすり寝ることができそうだ。
千曲市総合観光会館
- HP: 信州千曲観光局