「丸善 丸の内本店」で時間が溶けた。万年筆や来年の手帳、書籍を見て回るという至福の時を過ごす
東京に出張することがあって、北陸新幹線で東京駅に乗り込んだときの話。
その日はその後、特に予定もなくて、ホテルに行くだけだったので、東京駅の丸の内側に出たところにある丸善 丸の内本店に行ってみることにした。
東京や千葉に住んでいたときに何度か訪れたことはある場所だが、それももう何年も前の話で、もはや記憶にない。店舗の中はそこら中、本だらけで、ものすごい蔵書量だったことだけが記憶にある。

丸善 丸の内本店はOAZOの1~4階にあり、東京駅から地下道を通っても行ける。
キャリーバッグがあったから、ちょっと移動するのがダルかったけど、ゴロゴロと転がしながら、頑張ってOAZOまで行ったのであった。
いざ店舗に入ってみると、やはり圧倒的な蔵書量に驚く。
田舎者丸出しだ。こんな本屋さんはそうそうないからな。
ただ、今回は本はついでで、文具を見て回ろうと思っていた。
ここの4階には万年筆を大量に扱っているコーナーがあって、見て回るだけでも楽しい。店舗限定っぽいものや、にわかファンの私には聞いたこともないメーカーさんが万年筆を展示販売していたりして、興味をそそる。
万年筆をここまで大量展示しているお店は近場にないから、色々と見比べることができて非常に貴重である。
あとは、2026年の手帳もかなり出揃っていて、それを一つ一つ見て回った。
まだ来年の手帳はどれにするかを確定していない。手帳会議を開いてみても、なんか漠然としていて、これだという決め手がないのもある。
まあ、これから出てくるものもあるから、そこまで急いではない。多分、ほぼ日手帳Weeksとシステム手帳で賄うんだろうけど、役割が決めきれてない感じだ。もうしばらく手帳ジプシーをしているつもり。
4階で万年筆やら手帳やらの文具類を眺めているだけでも結構な時間を過ごしてしまった。
平日の昼間だったから、そんなに人もいなくて、キャリーバッグを持ち歩いていてもそこまで邪魔にはならなかったことだろう。
手帳やらを見て回ったら、3階に降りて専門書を見たり、1階でビジネス書を見たりしていた。
なんという至福のとき。
気がついたら2時間くらい丸善の中をウロウロとしていた。
別にまだまだいてもいいんだけど、キリがないし、意識が戻っているうちに退散するのが建設的というものだろう。
東京駅からも近いし、出張の移動日に時間があればここに寄っていくのもいいかもしれないな、と思えた。
そんなふうにして、出張の合間に、至福の時を過ごしたのであった。