お蔵入りしていた「Canon PowerShot G7X」を持ち出してみる。10年前のカメラだけど、さすがの高級コンデジは一味違う?
ふと棚の奥に眠っていた「Canon PowerShot G7X」を持ち出してみた。
もともとは一眼レフのサブ機として買ったもので、かれこれ10年ほど前の機材となる。
当時、アメリカに出張することが決まっていて、できればカメラを持っていきたかったんだけど、一眼レフだとでかいしかさばるから持っていきたくないなぁ・・・じゃあ、高級コンデジなんていいかも!?とかいうノリで買った。購入時は10万円近くしたもので、サブ機として重宝していたものだ。
それからは、ちょっとしたときに持ち出すカメラとして使っていたのだけれど、2年前に「Panasonic DC-G100」を買ってからは、その役割を完全にDC-G100に明け渡してしまった。
DC-G100はミラーレスで小型だから、どこかに行くときはDC-G100となっていったのだ。その上、DC-G100は結構優秀だから、一眼レフすら使うこともなくなった。DC-G100は他のカメラを淘汰していく、にくいやつだった。
そうしてお蔵入りしてしまったPowerShot G7Xだったんだけど、先日、ふと棚の奥にPowerShot G7Xが眠っているのを見て、「あ、これを持っていけばいいんじゃね?」と思いついた。
前に岐阜を訪れたときに、「カメラがあるとよかったなぁ」と思ったことを思い出したのだ。
一人合宿などするときは極力荷物を減らしたいので、ミラーレスすら持っていかない。スマホのカメラも十分優秀だから、別にスマホでもいいんだけど。それでもカメラが欲しいと思うときがある。
そんなときに、このカメラならちょうどいいんじゃないかと思った。
ちょうど諏訪に行く用事があったので、なんとなく持ち出してみる。バッテリーは当然のように尽きていたから、しっかり充電して。
そして、諏訪湖の向こうの山に沈んでいく夕日を見ながら、「カメラを持ってきてよかった」と思ったのだ。とっさに設定ができなくて、うまくは撮れなかったけど (苦笑
PowerShot G7Xは10年ほど前に発売された機体で、今ではMark IIIまで出ているシリーズになっている。今から買うなら最新のMark IIIを買うだろうけど、家にあるならこいつを使ってやればいいだろう。私の腕だと、新しいのに買い替えたからって、そこまで違うものが撮れるわけでもないだろうし。
今ではスマホの方がだいたいよろしく撮ってくれるのは重々承知の上で、それでもカメラで撮るのはいいものだと思う。
昔はよくわからなかったカメラの設定も、今見るとなんとなくわかるようになっていて、この10年で私もカメラの知識が少しは増えたらしいと感じる。
フォーカスが微妙に遅いし、動くものがうまく撮れなかったりするんだけど、設定の問題とかもあるかもしれないから、色々と触って試してみるとしよう。
そんなわけで、久しぶりに手にしたPowerShot G7Xを使って、諏訪で色々と撮ってみたけど、今でも全然悪くない、むしろ全然イケるぞ、と思ったのだった。