「平尾温泉 みはらしの湯」で中秋の名月を眺めながら露天風呂に浸かる。月のパワーをもらいながら物思いに耽る贅沢な時間を満喫した。
このところ週1で温泉に通っている。佐久市にある「平尾温泉 みはらしの湯」というところだ。
毎週、だいたい同じくらいの時間に家を出るから、温泉に行くたびに日が暮れるのが早くなっているのを実感する。
今日は18時くらいに出て、空はもうほとんど暗かった。
ただ、暗いは暗いんだけど、なんとなく明るいなーと思っていたら、なんと今日は中秋の名月だったようだ。
そのことは、温泉に入ってから知った。
露天風呂に行こうと外に出て、なんとなく月を探したときに (以前、娘と入ったときに「月が出てるね~」なんて話をしたからか)、すごく光って丸くなっている月を見つけた。
そのときは「今日は満月なのかな?」くらいに思っていたのだけれど、その後、サウナに入ったときに、サウナの中にあるテレビで、「今日は中秋の名月です」という話をしているのが聞こえてきた。
なるほど、今日は満月じゃなくて、中秋の名月だったか。
いつものようにサウナと水風呂の3セットを終えたら、また外に出る。
そして、月がキレイに見える露天風呂に入った。
それからは、ぼんやりと中秋の名月を眺めながら、露天風呂を満喫した。
特に何をするでもなく、ボーッと月を眺めながら、お風呂の暖かさを感じながら、物思いにふけっていた。
私は目が悪く、しかも乱視が入っているため、月の輪郭はよくわからないし、なんなら3つくらいの丸がちょっとずつずれて重なっているようにすら見える。こういうときには目がいい人が羨ましい。
それはそれとして、直視するのも眩しいくらいの月に向かってお風呂に入っているなんて、随分贅沢な感じがした。月のパワーを感じた。
欲を言えば、これが温泉だったらなおよかったんだけど、残念ながらこの「みはらしの湯」の温泉は、露天にあれど屋根が付いているから、そこからだと月がよく見えなかった。
中秋の名月がはっきりと見える露天風呂に浸かって、月のパワーを感じながら色々と模索する時間は、この上なくいい時間だった。
期せずして、いつもよりさらにいい時間を過ごせたと思う。